過去ログ - ABE NANA Z〜アイカツの「F」〜
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25: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/04/10(金) 22:49:52.84 ID:N8MCYESO0
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「女も全裸もまかり通るなんて……」

 レッスン室でうなだれる菜々は、一体何が正しくて何が間違っているのかよくわからなくなった。
 簡単に説明すると、プロデューサーは「何が問題なのですか?」と首を傾げるのだ。
 そもそも、フリーザをアイドルとして迎え入れるような人だ。やや常識から外れていてもおかしくはない。
 自分の周りには、まともな人がいないのかなと現在おかれている環境を恨んだ。

「なんなんですか女子力53万って……もはやそれ女子力という概念レベルですよ……全裸なのに」

「まぁまぁ、そんなことより、レッスンゴレライをしましょう」

「8.6秒。それが、菜々がバズーカを撃ち込むまでのタイムです」

 ボケの多さにいい加減攻撃をしたくなった。

「わりと余裕持って打ち込むんですね」

 もちろん、フリーザ相手にバズーカなど小学生にマシュマロを投げるよりも効果がない。
 そんなことは、菜々もわかっている。

「ところで菜々さん。アイドルは決めポーズじゃないかと思うんですよ」

「あ、フリーザさん初めてまともなこと言いましたねっ!」

 漫才のようなフリーザの話の振りに、菜々はピンッ! と反応する。
 ここにきて、ようやくまともな話が出来そうだった。

「とにかく、一度やってみたいのがあるのでよろしいでしょうか」

「いいですよ。では、どうぞ」

「いえ、菜々さんにも手伝って欲しいのです」

「へ? ナナにも?」

 きょとんとした顔をする菜々。アイドルの決めポーズの練習になぜ菜々の手助けが必要なのかよくわからなかった。
 だが、フリーザがどうしてもというので、しぶしぶ参加する。

 ゴニョゴニョと耳打ちされる菜々。
 作戦会議が終了すると、腑に落ちない表情で、菜々は鏡の前に立つフリーザの横に並んだ。

 フリーザの「いきますよ」という掛け声で始まった。


 バッ!!
「ウサミン!!」

 バッ!!
「フリーザ!!」

「「みんなそろって、宇宙人アイドル特戦隊!」」

「……………………」

「ふむ、やはり2人ではスペシャルファイティングポーズも決まりませんね」

「いや、これたぶん人数が問題じゃないと思います」

 そもそもポーズがダサかった。どこぞの光の使者のようにはいかない。
 ギニュー特戦隊のポーズを指摘しなかったのも、もしかしたら、フリーザのセンスも同レベルだったからなのではないかと勘ぐってしまう。

 その後も、何度もスペシャルファイティングポーズだかウルトラファイティングポーズだかを練習したが、どれも決まらなかった。




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