過去ログ - P「伊織か?」伊織「お兄様!?」 Re:
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23: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/12(日) 00:11:40.39 ID:bOdoSl9s0
伊織「……私知ってるわ。お兄様があれこれ仕事を拾ってきて、徹夜でみんなのスケジュール組んでるの」

P「大丈夫だ。ほら、健康じゃないか」

伊織「……なにかあったら私の家に来て頂戴」

P「それこそ無理だ。俺は勘当されたんだから、あの家には一歩も踏み入れることはできない」

伊織「そんな古いしきたりにいつまでも縛られなきゃいけないの!? そんなの嫌よ!」

P「古くてもしきたりはしきたりだ。古いからと言って無くなるわけじゃない」

伊織「けれど……」

P「まあ、わかるよ。地方に行ったときに見る前時代的なファッションみたいなもんだろ。あれって都市の人間からしたら古いじゃん? でもなくならないよな」

伊織「ふふっ! 何それ……? わかりづらいわ。ていうより、全く関係ないじゃない」

P「……そうだな」

自分でも笑ってしまう。適当に言いすぎだろ俺。

伊織「……笑った」

P「は?」

伊織「お兄様やっと笑った」

P「はあ? 俺はいつもニコニコ天使スマイルだろ? みんなには負けるけど……」

伊織「いつものあれは営業スマイルでしょ? あの貼り付けた笑顔が天使なら、その下はよっぽどの悪魔よ?」

P「言ってくれるじゃねぇか」

伊織「でもお兄様の笑顔はやっぱり素敵。他のどんな男性よりも……」

P「惚れんなよ?」

伊織「馬鹿言わないで。お兄様のことは好きよ。でも恋愛感情なんてありえないわ」

伊織は抱えているウサギのぬいぐるみを撫でた。



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