過去ログ - P「伊織か?」伊織「お兄様!?」 Re:
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◆K6RctZ0jT.
[saga]
2015/04/12(日) 00:13:33.82 ID:bOdoSl9s0
春香「アイドルのライブに小さい頃連れて行ってもらったことがあるんです」
俺は相槌をうって話を聞いた。
春香「その時に、なんかいいなぁって……。あの舞台に立ったらどんな景色が見えるんだろうって思って……。それでアイドルに興味を持ちました」
P「そっか、憧れね……」
春香「やっぱり、おかしいですよね? そんな単純な気持ちでアイドルなんて……」
P「楽しいんだろ?」
春香「え?」
P「アイドルやってて楽しいんだろ?」
春香「はいっ! 実は私の中ではもっとドロドロしててみんないがみ合うのかなー、なんて思ってたんですけど……全然そんなことなくて、確かに誰かが成功した時は悔しいと思うこともありますけど、むしろそうやって成功してくれた方が自分のことのように嬉しく思えて……ってすみません。こんなに喋って……」
P「うん。実は俺もそんな風に思ってた。でもお前らが仲良くて本当、助かるよ」
春香「えへへ……。でもプロデューサーさんはどうしてこの仕事を?」
P「あらら、面談の立場が逆になっちゃったな」
春香「いいじゃないですか。プロデューサーさんのことも教えてください!」
P「ったく、しかたねえなぁ……。俺と伊織が兄妹なのは知ってるよな?」
春香「はい。それは……」
P「恥ずかしい話、俺は水瀬家から追い出されちゃってな……これは聞いてたか?」
春香「はい。伊織に聞いたら話してくれました」
P「そうか。で、当時よくしてもらってた高木社長に頭下げて、このアイドルプロダクションの設立に参加させてもらった。俺も働く場所が欲しかったし、社長も人手が欲しかったんだ」
天海は相槌をうちながら聞いていた。
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