過去ログ - P「伊織か?」伊織「お兄様!?」 Re:
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28: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/12(日) 00:15:17.94 ID:bOdoSl9s0
如月のやりたいことは大体わかるが……まあ、率直に言えば歌だろ。

千早「そうですね。でしたら私には歌を歌わせていただけませんか?」

ほら。でもなぜなのか……そこを知っておきたい。

P「それは心得た。でもなんで歌にこだわる? アイドルはそれだけじゃない」

千早「それはわかっています。それでも歌うチャンスがあると思ったから、今こうしてアイドルをやっています」

P「はぁ、なるほどね。歌以外はおまけって感じか」

千早「そういうことになりますね。たまたま社長が私をスカウトしてくださったので……」

P「それで、歌にこだわる理由は話してもらってないけど……」

千早「それは話す必要がありますか?」

P「いや、言いたくないならいい。まあそのうち話してくれ。お前が困ったとき頼ってくれたら、助けてやるさ」

千早「……ご理解していただけて助かります」

P「でもな? お前はアイドルだ。歌を聴いてもらいたいなら、まずはみんなに好かれなきゃ聞く耳を持ってもらえないぞ?」

千早「歌で好きになってくれればいいです」

P「甘いよ。いくら歌が上手くても好感が持てなきゃそいつの歌なんか聴きたくない。冷静によく考えてみろ」

千早「私の力量じゃ力不足だと……?」

如月の表情が強張る。こりゃ頭に来てんな。

P「いいや、確かに如月の歌は上手いさ。おまけに顔も可愛いし、美人でそこそこのことはそつなくこなす。しかしな、今のお前は『私の歌を聴け』って言ってるだけだ」

彼女は黙って聞いている。表情は強張ったままだ。



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