過去ログ - P「伊織か?」伊織「お兄様!?」 Re:
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415: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:13:39.34 ID:Uu68IzgT0
P「そうだな。先日、俺がオーディションの審査員は見る目がないと言ったんだ」

さっきとは一転、優しい眼差しで相槌をうって聞いてくれるあずさ。

ああ、だから俺は彼女をこの場に誘ったんだなと思った。
以下略



416: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:14:13.06 ID:Uu68IzgT0
あずさ「彼女たちは自分たちの結果に納得してました。だから次に向けてさらに頑張ろうと思ってるんです」

P「確かに、そうなるな……」

あずさ「だから、プロデューサーさんが審査員さんを悪く言うのは、彼女たちが納得したことも否定することになってるんです」
以下略



417: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:14:41.72 ID:Uu68IzgT0
P「うぅぁ……」

あずさ「プロデューサーさん……プロデューサーさん……大丈夫ですか?」

明らかに大丈夫ではないのはP自身わかっていた。
以下略



418: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:15:07.41 ID:Uu68IzgT0
あずさ「そうなんでしょうか……?」

そんなあずさも複雑な表情だった。

そんなこんなであずさはPを店員さんから引っぺがし、水を飲ませるなりして世話を焼く。
以下略



419: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:15:38.67 ID:Uu68IzgT0
P「道に迷ったら危ないだろ……」

あずさ「さすがに我が家には少ししか迷わずに帰れます!」

少し迷うこともあるのかよ……。
以下略



420: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:16:06.48 ID:Uu68IzgT0
そんなこんなで、俺の家の前だ。

フラフラする身体を支えてもらいながらやっとここまで着いた。

店からは歩いて20分くらいだ。
以下略



421: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:16:36.16 ID:Uu68IzgT0
少し暗がりで分かりづらかったが、呆然とした表情の女Pさんが立っていた。

P「あ、女Pさん……?」

女P「Pさん、そちらの綺麗な女性は……?」
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422: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:17:07.96 ID:Uu68IzgT0
あずさ「でも、プロデューサーさんが夜遅いし、アイドルを一人で帰らせるわけにもいかないって言うんです」

女P「……確かに。……あっ、なら私のうちに泊まってください!」

P「いいんですか?」
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423: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:17:34.10 ID:Uu68IzgT0
……何事も無く朝だ。

俺は普通に朝の支度をしていつも通りスーツを着る。

昨日は適当にしまったもんだから、しわがちょっと気になる。
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424: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:18:04.55 ID:Uu68IzgT0
数日後……。

俺はまだ以前の雰囲気を取り戻せないでいた。

春香と真、真美と会う機会がない。
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425: ◆K6RctZ0jT.[saga]
2015/04/19(日) 11:18:35.78 ID:Uu68IzgT0
春香「……私、アイドルになれたらもっとみんなを笑顔にさせられるものだと思ってた」

声から少し悲痛な響きが伝わる。

春香「でも私、一番身近な人を笑顔にできてない……プロデューサーさん、私がオーディションに落選した時、いっつも辛そうな顔して、謝るんだよ」
以下略



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