過去ログ - 乃々「ここ、どこなんですか……」
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28:名無しNIPPER[saga]
2015/04/12(日) 00:35:32.50 ID:gs2y2Pp50

乃々「あ、そうでした……」

犬に奪われ吹き飛ばされた斧と銃を回収した乃々は、どこも壊れていないことを確かめると少しだけ安心し息を漏らす。

乃々「良かった……壊れてません……」

ガスコイン「まったく、武器を獣共に奪われる狩人なんぞ聞いたことがない。獣狩りの夜に外に出るなら絶対に武器を
手放すな、死にたくないならな」

最もな忠告をされてしまい、乃々は苦笑する。この厳しい人物はその近寄りがたい見た目に反してとても優しいようで、
それが一瞬だけモバPにも重なったがゆえの安らぎの笑みだった。

ガスコイン「なぜ笑う……まぁいい、大聖堂へと向かうならこの大橋を進めばすぐだ。今は封鎖されているが、
俺がなんとかすれば扉も開くだろう」

乃々「え、一緒に来てくれるんですか……?」

思いがけない提案に乃々は喜ぶ。こんな状況では話が出来る相手というだけでありがたいのに、共に来てくれるとあっては
あまりにも心強い。

ガスコイン「あぁ、噂に聞いたことがある狩人共とお前が同じ存在なら、あの使者共が集まる奇妙な灯りの場所まで
送ったほうがいいんだろうが、下があの様子ではいくら俺でも守りながらは厳しい……というか良く逃げ延びれたな」

乃々「も、もう必死でしたから……」

下の広場に群集が集まっていることを音で感じていたガスコインは、乃々があの数を相手に無事に切り抜けてきたことを
賞賛する。そして逃げるだけで敵をまともに倒していない乃々が心配になったからこそ、同行を申し出ているようだ。



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