過去ログ - アストルフォ「ボクがジークを幸せにするんだ!」
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11: ◆BAKEWEHPok[saga]
2015/04/14(火) 00:12:39.08 ID:RAbBuj+Vo
「ジーク……もう、……ボク……ボク……」
「ああわかってる。俺もだ」
「うん……一緒に……いこ……?」

感じすぎて不安になっているのかライダーは突かれながらもきゅっとジークの腕を掴み
ジークが安心させるように、指を絡めて交差させるように握った。
すがりつくようにライダーがジークを引き寄せて抱き合う。
ジークは泣き笑いの顔で見上げるライダーと見つめ合いながらスパートをかけていく。

じゅくりっちゅくりっと深い所で湿った音が響く。
激しくはない動きだが深い官能へと浸かりきった身体は繋がっているだけで快楽を高める。
ライダーの中がヒクヒクと痙攣して。ジークのモノも脈動を繰り返して。

「ぐっ……で、る……」
「ふぁっっっ……! あ、あ、んあぁぁぁっっ……!」

二人は同時に達した。
どくどくどくと心臓がもう一つあるかのように肉棒が脈動して愛の証を注ぎ込んでいく。
疼きに導かれるまま、熱い想いをぶつけていく。
複雑に蠢く腸内が後押しをしてくれるよう全部飲み込んでいてくれていた。
そしてライダーのほうも同時にイッていて挟まれた腹の中で竿が打ち震えながら精液を吐き出している。
まるでジークに注がれた分だけ出るように射精が止まらない。
ジークがライダーの中からモノを引き抜き大きく息を吐いてライダーへと
身体を預けきった時には、二人の下半身はドロドロの液にまみれてしまっていた。

「よ、かったよ……ジーク…………」
「はぁはぁ……俺もだライダー……」

息を荒げながら言葉で伝え合い、まだ余韻がある快感混じりの気だるさに二人はうっすらと微笑み合う。
抱きしめ合いずっとそのまま寄り添い合う

「へっへっへージーク大好きー……ってそういえば……」
「……? なんだ」

逞しいジークの身体を下から抱きしめながら、ライダーはぷくっと頬を膨らませた。

「あのね。ジークはボクをいっぱい喜ばせてくれたけど肝心な言葉を聞いてないんだ。
 ちゃんとボクのことを好きだとか愛してるとか言ってほしいし聞きたい」
「…………それはそうだな」

考えてはいた。頭の中で思ってはいた。
しかし言われてみるまで発していない事に気づいてはいなかった。
ライダーと愛しあっていたのに、それを伝えていなかったなどと。
またも自分の至らなさをライダーに気付かされたらしい。

「ああ、俺は君が好きだ。ライダー――――君を、愛している」

気負いなく、本心のままに言えた。舌に載せた言の葉の流れに小気味よさすら感じた。
ごく自然に放った告白は今まで言わなかったのがおかしいとすら思えてしまう。

「うわわわわ、すっごい嬉しくて嬉しくて堪んないけど別離っぽい調子で言うのやめて!」
「なんのことだ」

慌てながら、でも顔が真っ赤で笑みが蕩けて崩れちゃいそうな複雑な表情を
しているライダーが誤魔化すようにジークをまたぎゅっと抱きしめる。

「えーいまあいいや! ボクもジークが大好きで愛してる!」
「ああ。改めて聞くと俺も嬉しい」
「それじゃあさ、嬉しいついでにって言っちゃなんだけど……」
「……ん……どうしたんだ?」

調子よく言っている最中にライダーが口ごもった。
珍しく瞳には迷いの色が見えて、何か恥ずかしがっているように思える。

「聞かせてくれ。俺に出来ることならなんでもしたい」

だから今度こそ自分から踏み込む。
今はまだわからずとも、ジーク自身からライダーに歩み寄りたいのだ。


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