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15:チビ、デブ、ハゲ[saga]
2015/04/15(水) 22:46:23.56 ID:0Yqyui5Eo
そんなことを切っ掛けに僕は彼女に惹かれ、半月ほど思い悩んでいたが、梅雨も開けようというある日にその想いを告げることにした。

自信があったわけでもなく、駄目元というわけでもなく、たんに想い悩むのに疲れただけというなんとも情けない理由であったが、なんにせよ、そう決心したのだった。

それからなんとか二人きりのシチュエーションを作ることに成功した僕は言い淀みつつも、あなたが好きです、と告げた。

対する彼女はなまはげに対峙していたときと同じように真っ直ぐに僕を見据えて、「私のどこが好きなんですか」と問うてきた。

僕はあのとき感じたことを伝えようと、木のようなところ、と返すと彼女は「木?」と不思議そうな様子であった。

これじゃ伝わらないかと思い直し、昔からある巨木のような、どっしりとした様子の、などと言葉を重ねていったが伝わる様子は欠片もなく、彼女の頭の上にクエスチョンマークが飛び交うのが見えるかのようだった。

「とりあえず、よくわからないけど私を好きだということはわかりました」

彼女のその言葉に、さあどう返ってくるのだと身構えた僕だったが、彼女は「返事は一月後でも良いですか?」と有無を言わさぬ様子で僕に告げた。

即座にお断りされなかったことを喜ぶべきか悲しむべきかわからなかったが、頷く以外の選択肢は僕にはなさそうだったので、わかった、と僕が言ったところで人生初めての告白は終了した。


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