過去ログ - 零崎人識「魔法少女?」零崎双識「そうともさ」
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20:名無しNIPPER[saga]
2015/04/17(金) 17:53:22.12 ID:nkI8FV4FO
「おや?」

兄貴が素っ頓狂な声を出す。
その声を無視して俺は臨戦態勢に入った。

「明らかにただもんじゃねぇよな」

殺す、という明確な意思の元形成された本来人にあってはならない思い。
それが殺意。
しかしこの殺意は。
これは。

「殺せる手段を持ってやがる…」

殺す、ではない。
殺せる。
お前達などいつでも殺せる。
殺意の中に絶対的な確信を持つ者だけから吹き出るある種呪いのようなもの。

だが。

「そりゃ、同じさ」

俺はわざとナイフをしまい両手をひらひらとブラつかせてそう言った。

「俺はいつでもその女を」

世界が凍りつく。
人識に向けられている殺意と人識が放つ殺意がぶつかり合いその場所だけ異世界と化す。

「殺せる」

そう言い放った直後。
人識の額にはその持ち主には似合わない無骨な銃が向けられて。
人識は逆にそいつの喉元へ向けてナイフを突き出していた。


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