21: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:34:19.52 ID:dpPJnMuC0
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仕事がない時は、仕事の準備や勉強をすることがほとんどだ。それらが終わればドールハウスに手を付けるけれど、いつもできるとは限らない。
346プロにある346カフェで、私は待ち合わせをしていた。私の方が先に着いたようだったので、私は勉強をしていた。
それから数分もしない内に、
「遅れてすまない。眼鏡、かけるんだね」
という声が上から聞こえてきた。「勉強している間だけ、ですけれど」と言って私は眼鏡を外し、彼を見る。
「今日は、何の用ですか?」
そう。今日私を呼んだのは他でもない彼だ。マネージャーさんを通じて、呼ばれたのだ。
「話がしたい、と思ってね」
「先日の続き、ですか?」
「まあ、そうだね。他にもありはするけれど……」
「他に?」
「ああ。だけど、それは俺が話すべきことじゃあないと思うから、やめておくよ」
「……そうですか」
私がそう言うと、彼はなぜか驚いたように目を丸くした。
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