過去ログ - 岡崎泰葉「私は、アイドル」
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32: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:48:29.32 ID:dpPJnMuC0


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以下略



33: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:49:30.25 ID:dpPJnMuC0

「どうして、私を……」

「どうして? そんなの、わざわざ言うまでもないことだと思うけどな。モデルとして、子役として、既に十分な地位を築いている君だけれど、今は『アイドル』の時代だ。君ほどの素質を持つ人材をスカウトしたいと思わないわけもないだろう」

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34: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:50:52.93 ID:dpPJnMuC0

「その理由を聞いてみると、『彼女のことを考えて』という答えが返ってきた。俺は意味がわからなかった。でも、君を実際に見る機会があって……そんな機会が何度かあって、ようやくわかった。……岡崎泰葉さん。君は、今の仕事に、疲れてきている」

「……はい」

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35: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:51:51.22 ID:dpPJnMuC0

「本題に戻ろう。俺はそれからもずっと君のことを見ていた。と言っても、俺にも担当のアイドルが居たから、彼女たちを優先してはいたが……結果的に、それが功を奏した。俺が担当するアイドルが、君と共演した時のことだ。君を見た時に、俺は気付いた。この子は、アイドルに憧れているのではないか、ってね」

 ずばり言い当てられて、びくりとした。どうして、それを……私が訝しんでいると、彼は笑った。

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36: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:52:36.51 ID:dpPJnMuC0

 ……でも。
 私には、まだ聞きたいことがあった。
 あと一つだけ、私には、聞かなければならないことがあったのだ。

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37: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:53:30.31 ID:dpPJnMuC0

 でも。

「そんなの、決まってるだろ」

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38: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 16:54:07.76 ID:dpPJnMuC0


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39: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 17:01:23.86 ID:dpPJnMuC0


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40: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 17:02:18.55 ID:dpPJnMuC0

「あ、挨拶がまだでしたね。岡崎泰葉さん、私は千川ちひろと言います。これから、よろしくお願いしますね」

「あ、はい。こちらこそ、よろしくお願いします」

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41: ◆XmxU5oRmnc
2015/04/16(木) 17:03:33.25 ID:dpPJnMuC0

 そんな会話を勝手に続けるプロデューサーと千川さんだったが、それに関しては言わなければならないことがあった。

「それは違います、プロデューサー、千川さん。私のファン一号は、もう他に居ます」

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