過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
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170:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 16:43:08.62 ID:5ACXQpKo0
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あれからどのくらいたったのだろう・・・
今日が何日なのか注意深くTVを見ていなければ解らない。
咲は日付を忘れてしまうほど、今の生活に慣れ親しんでいた。
一人、部屋の中でぼーっとTVを見ている。
部屋のベッドに寄りかかり、膝を抱えてため息を吐く。
一緒に笑う相手がいなければバラエティ番組なんて面白くもない。
恭子は学校の図書室に行っている。
もうそろそろ帰ってきても良さそうな時間だ。
階下で鍵の開ける音がした。
咲はぱっと顔を上げる。
急いで階段を下りると、そこには見慣れた顔が微笑んでいた。
恭子「ただいま。大人しくしとったか?」
優しげな声音で尋ねてくる恭子に咲はこくりと頷く。
恭子「ご飯買ってきたから食事にしようか。腹減ったやろ」
そのままリビングに向かう恭子の背中についていくように、
咲もリビングに入った。
恭子「今日はお寿司やで」
咲「本当?」
嬉しそうな咲の頭を恭子が軽く撫でる。
その手の感触に咲は心地良さげに目を細める。
その時。
恭子の制服のポケットから音楽が鳴り響いた。
咲「電話ですか……?」
恭子「そうみたいやな……」
ポケットから携帯を出しながら、
恭子は廊下へと出て行く。
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