過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
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171:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 16:44:58.13 ID:5ACXQpKo0
恭子「もしもし、漫ちゃんか……なんや、急ぎの用事か?」
廊下から恭子の声が聞こえてくる。
咲はその声に聞き入った。
恭子「はっ?……今からって、あかんわ……そんなん言われても……」
少し焦ったような恭子の声。
咲(何か困った事でもあったのかな……)
恭子「……分かった。少しだけやで」
困った様子でリビングへと戻ってきた恭子は、
寿司の入ったビニール袋を持って咲に声をかける。
恭子「これ持ってって上で食べといて」
咲「末原さんは?」
恭子「これから漫ちゃんが来るねんて……」
恭子「もう家の近くに来てる言うから、悪いけど2階上がっててくれへんか」
そう言われて嫌だと言うわけにもいかず、
咲は渋々2階へと上がった。
程なく鳴り響くインターホン。
鍵の開く音とともに、二人の声が聞こえてくる。
咲はプラスチックの容器を開けながら
かっぱ巻きを口に放り込んだ。
咲(一人だと……味気ない……)
少し開いた扉から二人の声が微かに聞こえてくる。
面白くない。
それじゃなくても今日は恭子が長めに外出していたせいで、
ろくに話もしていないのに・・・
咲(断ったらいいじゃない。私のこと好きなんでしょ……)
そう思いながらため息を吐く。
扉を開け、階段のところまで足を進めた咲は
二人の会話を聞くことにした。
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