過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
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2015/06/21(日) 16:46:35.60 ID:5ACXQpKo0
 恭子「何や突然訪ねてきたりして」 
  
 漫「先輩、最近私のことを避けてるから……」 
  
 恭子「避けてなんてないわ。さっき学校でも言うたやろ」 
173:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 16:48:25.75 ID:5ACXQpKo0
  
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174:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 16:51:11.07 ID:5ACXQpKo0
 何だか寂しかった 
  
 何だか悔しかった 
  
 帰りを待っていたのは私だけで 
175:名無しNIPPER[sage]
2015/06/21(日) 17:14:37.74 ID:D+wMKFvqO
 待ってた 
176:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 18:36:55.91 ID:5ACXQpKo0
 家の玄関を開けると、つんと埃の匂いが立ち込める。 
  
 留守電には部内の皆、とりわけ和からのメッセージが山ほど入れられていた。 
 心配してくれていたのだろう。 
 早く返事を返さなくてはとは思うものの、今は誰かと会話する気にはなれなかった。 
177:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 18:43:52.03 ID:5ACXQpKo0
  
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178:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 18:50:35.94 ID:5ACXQpKo0
 干からびた寿司をビニール袋に詰め終わり、 
 恭子はゆっくりと立ち上がる。 
  
 恭子(これで良かったのかもしれへんな……) 
  
179:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 18:54:14.42 ID:5ACXQpKo0
  
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180:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 18:59:11.05 ID:5ACXQpKo0
 夕方の朱色の空が視界の端で輝いている。 
 しかしそれさえ目に入っていないのかも知れない。 
  
 恭子の目に映っているのは咲の姿だけ。 
 この部屋で共に過ごした残影が、部屋のあちこちに映し出される。 
181:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 19:05:09.84 ID:5ACXQpKo0
 恭子(幻覚やない……!?) 
  
 久しぶりに自分の意思で瞬きをする。 
 手を伸ばそうとすると、咲の身体が離れていく。 
  
182:名無しNIPPER[saga]
2015/06/21(日) 19:10:08.79 ID:5ACXQpKo0
 咲「末原さんが私を必要だって言うのなら、貴方の傍にいてあげます」 
  
 夢のような言葉に、恭子は言葉も発せず 
 ただじっと咲を見やった。 
  
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