過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/04/16(木) 18:47:58.25 ID:hi99+Ut40

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遠くからぼんやりと聞こえてくるチャイムの音を耳にしながら
恭子は薄っすらと目を開けた。

白い天井と、そこから垂れ下がる真っ白なカーテンが
ここが保健室であるということを教えてくれた。

覚醒しきらない頭が思考を阻む。
何度か瞬きをすると、ぼやけていた視界がクリアになってくる。

恭子「あ……、私また倒れたんか……」

だるそうに額に手の甲を乗せてため息を吐く。
今日起きてから、一体何度ため息をついたことだろうか。

恭子「何でこんなことになってしまったんかな」

答えなど解っていると言わんばかりの口元を堅く結んだ。

恭子「全部アイツのせい、やんな」

保健室のベッドに横たわったまま彼女のことを考えている自分に気づき、
恭子は薄く苦笑を浮かべた。

拭っても拭っても、拭い去れない記憶の断片。
目を閉じると鮮やかに蘇る彼女の面影。

恭子「宮永咲……」

彼女の存在こそがこの何日も恭子の思考をかき乱し、
眠りすら妨げていた。


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