過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
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9:名無しNIPPER[saga]
2015/04/16(木) 19:59:14.40 ID:hi99+Ut40
恭子「心配いらんで。小さい子供でもないし、まだあと2週間は夏休みやしな」
自分のことは心配いらない。
そう告げた娘の気遣いに母親は安堵の表情を浮かべた。
母「そうか?なら行ってくるな」
恭子「気いつけてな」
母に声をかけながら立ち上がり、コップを持って水道の蛇口を捻る。
生温かい水を2、3口飲んでリビングを後にした。
恭子(ほな、この家に一人か……)
父親は出張中。いつ帰ってくるかなんて分からない。
そして母は祖母の看病。
恭子はため息を吐いて自分の部屋に向かった。
恭子(気分は滅入る一方やな)
階段を上がっていく足取りが重い。
相変わらず気分は晴れなかった。
部屋のベッドに戻り横になる。
見飽きた天井を見つめ、小さく首を振った。
恭子(ついてへんことばっかりや)
心の中で呟きつつ眠ろうと目を閉じた。
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