過去ログ - 【実験×事故】 都市伝説 しうほほあう
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148: ◆QQOQFKWfPs[saga]
2015/07/07(火) 23:16:31.42 ID:wZXMKZa6o










武士道といえば、新渡戸稲造や葉隠も有名だが、それよりも山鹿素行の「士道」がある。

幕末に多大な影響を与えた吉田松陰が山鹿素行を「先師」と呼んで心酔をしていた

そこで「士道」は語る

武士とは、無用の存在であると論じた。

何故か?

生産に従事しないためである。生産とは、人が生きる為に必要な職業(農工商)に従事していないためだ。

だが、だからこそ逆説的に

武士の職分は、人倫の道を実現し、道徳の面で万民のモデルになるところにある

いやしくも武士たるものはこの職分を自覚し、人倫の道の実現に邁進する勇気をもたねばならない

このためには、(引用部分読み飛ばし可能)

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凡そ士の職と云ふは、其身を顧ふに、主人を得て奉公の忠を尽し、
朋輩に交はりて信を篤くし、身の独りを慎んで義を専らとするにあり。
而して己れが身に父子兄弟夫婦の不得巳交接あり。
是れ亦天下の万民各々なくんば不可有の人倫なりといへども、農工商は其の職業に暇あらざるを以て、
常住相従って其の道を不得尽。
士は農工商の業をさし置いて此の道を専らつとめ、三民の間苟も人倫をみだらん輩をば速に罰して、以て天下に人倫の正しきを待つ。
是れ士に文武之徳治不備ばあるべからず。(『山鹿語録』)
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彼がいおうとしているところは、生産に従事しない武士の職分は、人倫の道を実現し、
道徳の面で万民のモデルになるところにある、と思われる。
いやしくも武士たるものはこの職分を自覚し、人倫の道の実現に邁進する勇気をもたねばならない、
道徳の面でも教養の面でもさらに自己を深めていかなければならないとしている。
 ここで最も注意すべきことは、彼がこうした心術のあり方や才能の練磨というような内的問題を、
外的な立居振舞と同一視していることである。心のあり方は外のかたちに必ずあらわれる、というのが彼の信念であった。
したがって威儀というのが彼の士道論では非常に重要な部分を占めている
彼は威儀を正しくするためには、(1)視聴を慎む、(2)言語を慎む、(3)容貌の動きを慎む、等の自敬の術を説いている。
さらに彼は衣食住にわたって威儀のあり方をいちいち規定している。

源了圓『徳川思想小史』(中公新書)
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