133: ◆mTbG5lpx.U[saga]
2015/08/02(日) 05:40:59.32 ID:20UOmYBU0
カレン「ホノカの反応は面白いデス。――あ、ホノカ。あそこでゆっくりしていきマセン?」
穂乃花「あそこ?」
不意に指差された先を見る。なんだか時代劇で見そうな和風な茶屋だった。
穂乃花「うん、いいよー。なにか飲んでいこっか」
ご飯前だから食べ物は控えておこう。
のんびりと歩いて、長い椅子に座る。すぐに店員が私達の近くへ来て、注文。
抹茶とクリームの冷たい飲み物を二人していただく。
穂乃花「ふー……フローズンみたいで美味しい」
カレン「本当デス」
一口のみ、にっこりと笑い合う。
どこかで流れる水の音。あちこちのお店から聞こえる小さな物音。
ゆったりとした街の雰囲気とともに、お茶を楽しむ。その隣にはカレンちゃん。
本当、幸福な気分だ。
カレン「抹茶を見ると、思い出してしまいマス」
穂乃花「抹茶? あ……」
思い出す。
カレンちゃんがいつもと違う行動をとったきっかけ。それは抹茶のお菓子をアリスちゃんにあげたことだった。
ちょっと前のことなのに、ずいぶん昔に感じるものだ。
152Res/79.64 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。