138: ◆mTbG5lpx.U[saga]
2015/08/02(日) 05:44:06.01 ID:20UOmYBU0
カレン「――ハイ。ホノカになら」
――よかった。断られたらどうなることか。私の心が。
顔を赤くさせ、頷くカレンちゃん。どういう意味かは分かっているみたい。
カレンちゃんの許可をもらっても緊張はおさまりそうもない。
でも、いつまでもぼんやりしてるわけにはいかない。私は立ち上がると、明かりのスイッチに近づいた。
穂乃花「それじゃあ、明かり消すね」
スイッチをオフ。
明かりが消え、部屋を月明かりだけが照らす。
それだけでも充分に部屋の様子は目に見えた。
穂乃花「えっと……痛かったりしたら、すぐに言ってね?」
この日のために学んできた。私がリードしないとね。
カレンちゃんの近くに座り、私は言う。カレンちゃんは小さく頷いて、布団の上に仰向けに寝た。
カレン「ハイ……」
穂乃花「はじめるよ」
月明かりに照らされたカレンちゃん。
浴衣を着た彼女のその姿は言葉にできないような美しさだった。
カレンちゃんの頭を撫で、私は顔をゆっくりと近づける。
まずは軽く口づけ。
152Res/79.64 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。