93: ◆mTbG5lpx.U[saga]
2015/07/07(火) 02:10:29.60 ID:0oIb3xby0
カレン「ふぁ……っ」
ちょうどカレンちゃんから声がもれたタイミング。
案外すんなりと口内へ侵入した舌へ、カレンちゃんは驚いたみたいだった。
けれどすぐに私の意図を理解してくれたみたいで、口を開き舌を差し出してくれる。
目をキュッと閉じるカレンちゃんを見て、私もまた自然と目を閉じる。
ゆっくりと、私は思うままカレンちゃんの舌を自分のものと絡めていく。
真っ暗な視界の中、私の声とカレンちゃんの声、吸い付くような音、小さな水音のようなもの――聴覚だけでも私は自分が興奮して、理性を失くしていっているのがよく分かった。
加えて、キスの感触。唇と舌に走る、身体にぞくぞくとくる快感。
ぬるぬると、柔らかい舌に触れ、私とカレンちゃんが一つになっているような、熱く融け合うような感覚。
幸福感はあるのだけど、これはただのキスとはまた意味が違うような気がした。
カレンちゃんの舌と自分の舌を絡め、時折彼女の舌を吸うように刺激する。
その度に握っている彼女の手に力が入り、頭を支えている手からは、カレンちゃんの身体が揺れていることが窺い知れた。
私が、カレンちゃんを気持ちよくしてあげられている。
ちょっとだけかもしれないし、勘違いかもしれない。
でも、反応してくれていること、抵抗しないということが嬉しかった。
勿論、カレンちゃんとそういうことがしたいっていう自分の欲求もある。今こうしているだけでも、気持よくて我を忘れそうだ。
けれどそれ以上に、カレンちゃんの声が聞きたい、気持よくなってもらいたい想いが強かった。
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