過去ログ - 響「・・・強くなりたい」 響鬼「よろしくっ、シュッ!」
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10: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/28(火) 21:15:58.48 ID:Vfj3ufUq0

響鬼は音撃棒を振るい、カニのハサミを叩き落とした。その直後、カニの腕が届かない死角へと跳躍し、あっという間に背中へと辿りついた。

頂上へと昇った響鬼は、腰帯から丸い紋章、音撃鼓・火炎鼓を取り出し、バケガニの背中へめり込ませた。苦痛に暴れだし、響鬼の背中が揺れる。だが、響鬼は動じることなく、音?棒・烈火を手に取り、火炎鼓に向かって振り下ろした。

「火炎連打!」

掛け声とともに、太鼓のごとく何度も何度も音撃棒を打ち込む。

「てえやぁぁっ!!! はぁぁぁぁ・・・!」
打、打、打!!! 

「ハァッ、ハァァァァァ!!」
打、打、打!!!

打ッ、打ッ、打ッッ!!!

バケガニの身体に多量の清めの音が打ち込まれた。打ち込まれるたび、バケガニの身体が崩れ、その体内から光が漏れ出す。

「おりゃああああ!!」

トドメの一撃。打ち込まれた霊気が邪気を清めてゆく。そして、バケガニは断末魔の悲鳴をあげ、土塊となって辺りに飛散した。

土塊がただの土に還り、全ては大地に還った。小川も静寂を取り戻し、鳥たちのコンサートも再開された。

「ハ、ハラショー・・・」

響は驚愕とともにそう呟いた。あんな巨大な怪物を苦もなく倒せるなんて、すごすぎる・・・。



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