過去ログ - 響「・・・強くなりたい」 響鬼「よろしくっ、シュッ!」
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22: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/04/28(火) 21:35:54.41 ID:h8cyi6Gr0

「じゃあみんな、帰ろっか。オレの車で送ってくよ」

と、明日夢が少女達を案内しようとした時だった。

突如、森が灼け、腐り落ちる。風が異臭を運び、艦娘達に不快感を与えた。

その異臭の発生源を見ると、巨大な怪物が立っていた。

深海棲艦とも魔化魍とも似つかぬ、ひび割れた毛むくじゃらの皮膚を持つ巨大な鬼のような怪物が。その背丈は20mを優に超えていた。

「お前は・・・!?」

「我が名は蝕鬼。嘗て『響鬼』の名を持ちし戦士に滅ぼされた者・・・。今、暗き地の底より蘇ったり!!」

蝕鬼は黒い液体を口から放つ。地面が燃え上がり、腐りだした。

「なんだコイツ・・・!?」

明日夢は驚愕した。響鬼と過ごした時でさえ、このような怪物を見るのは初めてだった。

「明日夢!」

京介の声が聞こえた。彼もまた異臭を感知し、危機を感じて戻ってきたのだろう。

「ここは俺に任せとけ。早くみんなで避難しろ!」

「分かった。京介も気をつけて・・・!」

明日夢に連れられ、響達は遠くへと避難し始めた。
「師匠のカッコいいところ、見せてやるよ・・・!」

京介は音叉を手に取り、左手で打ち鳴らす。

キィィィン・・・ 

澄んだ音が鳴り響いた。

「ハッ・・・!」

白炎が燃え上がり、京介の身体を包む。次の瞬間、京介は白い姿の鬼、強鬼へと姿を変えていた。



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