過去ログ - 京太郎「その片思いは八方塞がり」
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33: ◆3j.5pj2xjQ[saga]
2015/05/09(土) 21:46:45.35 ID:NDnGFJD7o
「買わないんですか?」
「んー、まだ考え中かなぁ」
「そうですか……」
似合ってたのに残念だなという俺の考えは表情に出ていたらしく塞さんは俺の顔をまじまじと見つめると再び尋ねた。
「そんなに似合ってた?」
その問いかけに対しコクコクと頷くと塞さんは少し恥ずかしそうに「そっか」と呟く。それに続けて照れを隠すようにおどけた。
「それじゃあ私も扇子持って麻雀打ってみようかな!三尋木プロみたいに」
そんな塞さんの冗談に二人で笑いあっているとふと頭にある考えがよぎる。
「三尋木プロと言えば、塞さんも着物とか似合いそうですよね」
「へっ?」
「着物の塞さんが扇子を片手に佇む姿とか、凄く絵になりそうだし……」
「なっ……」
気づくと塞さんが顔を真っ赤にして俺の顔を見つめていた。つい思ったことをそのまま口に出していたらしい。
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