過去ログ - 扶桑「私たちに、沈めとおっしゃるのですか?」 提督「そうだ」
1- 20
177: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/08/09(日) 00:23:00.82 ID:BatIyHXK0

 
 
「姉さまは、私が守ります」
「え……?」
以下略



178: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/08/09(日) 00:37:24.89 ID:BatIyHXK0

 誉も、誇りも、強く持った者が勝ちだ。
 心の奥底で恐怖が蔓延っていようとも、気勢を張り、それを外に出さず。
 
 凛と、堂々と、振る舞っていれば。足が震えるのを隠せる。喉がカラカラに乾くのも誤魔化す。 
以下略



179: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/08/09(日) 00:38:04.48 ID:BatIyHXK0
今日はもう寝ます。

おやすみなさい


180:名無しNIPPER[sage]
2015/08/09(日) 14:33:22.69 ID:Wry7x4F50



181: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/08/09(日) 17:11:20.86 ID:rRIh/h1l0



 ずっと、その背中を見ていた。
 大好きな家族と接するとき、その背中はさながら母親のごとく優しかった。
以下略



182: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/08/09(日) 23:26:15.94 ID:6kNqH4Mg0
 

耳元で鳴り響く轟音に、もうすでに聴力がおかしくなっていた。
 海水の飛沫と自らの血で視界もかすみ、蔓延する火薬の匂いで鼻も利かない。
 
以下略



183: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/08/09(日) 23:31:17.90 ID:6kNqH4Mg0
  
重い瞼を、無理やりこじ開ける。
 視界は黒く染まるが、敵影だけははっきりと分かる。

 ほとんど言うことを聞かない身体を気持ちだけで動かす。
以下略



184: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/08/09(日) 23:46:47.76 ID:6kNqH4Mg0

    
 扶桑の、その誇りから来る強さに憧れた。
 扶桑の、時折見せる弱さに同調した。
 強さも弱さも、全部ひっくるめて最愛の家族だ。
以下略



185: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/08/10(月) 00:09:32.88 ID:5Nly2lka0
 ――海は、気分屋だ。



 あたりに鳴り響く轟音に、扶桑も思わず立ち止まり耳を塞いでしまう。
以下略



186: ◆bBUdJHUgklsz[saga]
2015/08/10(月) 00:12:43.90 ID:5Nly2lka0

今日はここまでにします。

ここまでくればもう終わりも見えてきたので、なんとか今月中には完結できると思うので。
こんな展開ですが、最後までよろしくお願いします。


236Res/136.79 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice