36: ◆lY1zLzz/Wie0[saga]
2015/06/12(金) 22:24:23.98 ID:FxN1CfJno
士郎「遠坂――」
凛「何?その顔は――まぁ良いけど。ついてきて?中で話をしましょう。見た所何も知らないようだし」ニコ
士郎「……な、何か考えてないだろうな?」
37: ◆lY1zLzz/Wie0[saga]
2015/06/12(金) 22:25:33.02 ID:FxN1CfJno
士郎「は?って……なんだよ、その反応」
雷電「――ハハハ!いやすまない。お前はとことん変わった奴だ……お前の名前すら知らないこの状況でまず礼を聞かされるとは」
士郎「あ」
38: ◆lY1zLzz/Wie0[saga]
2015/06/12(金) 22:26:11.40 ID:FxN1CfJno
〜衛宮邸〜
士郎「……赤い奴はどこに?」
凛「アーチャーは今屋根の上で見張りをさせてる。別のサーヴァントがいつ襲ってくるか分かったものじゃないし」
39: ◆lY1zLzz/Wie0[saga]
2015/06/12(金) 22:28:01.17 ID:FxN1CfJno
雷電「馴れ馴れしいな」
凛「あらごめんなさい。そこのアサシンみたいなセイバーを召還するまでは自力でアイツとやり合ってたの?」
雷電「……アサシンか。言うじゃないか」
40: ◆lY1zLzz/Wie0[saga]
2015/06/12(金) 22:30:05.28 ID:FxN1CfJno
凛「ガラスの修復。ま、この程度じゃデモンストレーションにもならないけど。私のサーヴァントがセイバーに怪我させちゃったでしょ?そのお詫びって事で。一応筋は通しとかないとね」
雷電「……この程度、傷の内にも入らないんだがな」
凛「あらそう?じゃあ私はこのまま帰っちゃってもいいんだけど」ニコ
41: ◆lY1zLzz/Wie0[saga]
2015/06/12(金) 22:30:40.23 ID:FxN1CfJno
士郎「――いや、遠坂。俺にはそんな凄い事出来ないから、直してくれて感謝してる」
凛「? 何言ってるの?ガラスの扱いなんて初歩中の初歩もいいところじゃない」
士郎「そうなのか。俺は親父にしか教わってないからそういう基礎だとかはまるで……っていうか。ここに現れた時点で察してはいたけど……遠坂、お前、魔術師だったのか」
42: ◆lY1zLzz/Wie0[saga]
2015/06/12(金) 22:31:48.68 ID:FxN1CfJno
凛「…………そんな状態で、魔術師らしき人間を、自宅の中へむざむざ案内したって事?つまりなに、貴方素人?」
士郎「いや、一応強化の魔ぐらいは使える」
43: ◆lY1zLzz/Wie0[saga]
2015/06/12(金) 22:32:39.68 ID:FxN1CfJno
士郎「……むっ」
凛「まぁ良いわ。起こってしまった事を嘆いても始まらないもの……話を始めましょう。
衛宮くん。貴方、自分の今の立場がどうなってるのか分かってないって事で間違いない?」
44: ◆lY1zLzz/Wie0[saga]
2015/06/12(金) 22:33:22.35 ID:FxN1CfJno
凛「……まぁ良い。率直に言うと、衛宮君はマスターに選ばれたの。なんとなく分かってるとは思うけど、マスターっていうのはサーヴァントを使役する存在よ」
士郎「あぁ。それはなんとなく察しがついてた……けどなんの為に?マスターは何の為にサーヴァントを使役するんだ」
凛「それについては後で教える。その前に、どっちかの手に聖痕……変わった形の痣みたいなものがあるでしょ?手の甲だとか腕だとか……」
45: ◆lY1zLzz/Wie0[saga]
2015/06/12(金) 22:36:39.08 ID:FxN1CfJno
士郎「――え、俺が殺されるって……?」
雷電「……」
凛「えぇ。マスターが他のマスターを殺す。それが聖杯戦争の基本だから。七人のマスターによる生き残りを賭けた生存競争。
46: ◆lY1zLzz/Wie0[saga]
2015/06/12(金) 22:37:41.56 ID:FxN1CfJno
凛「話を進めるわ。私もマスターに選ばれた一人で、だからこそサーヴァントと契約した。貴方だって、結果としてそのセイバーと契約した。
サーヴァントは聖杯戦争を勝ち残るため……生き残るための使い魔として聖杯が与えたものだと考えなさい」
士郎「……」
47: ◆lY1zLzz/Wie0[saga]
2015/06/12(金) 22:40:04.52 ID:FxN1CfJno
士郎「ゴーストライナー……?じゃあ、その……やっぱり幽霊って事なのか?」チラ
雷電「……まぁ、そんなところだろうな。だがただの幽霊とは一つ大きな違いがある……悪いが説明してやってくれ。自分でこんな事を言うのは好きじゃない」
凛「そ。衛宮君、サーヴァントっていうのは受肉した英雄なの。英霊、とも言うのかしら。ともかく、精霊に近い人間以上の存在」
48: ◆lY1zLzz/Wie0[sage]
2015/06/12(金) 22:45:48.82 ID:FxN1CfJno
本日はここまで
一応原作を改めて進めながら書いてるので文章はなるべく丸写しにならないよう極力要約してます
ルートとしてはセイバールートをベースに展開していきますが、ちゃんとセイバー(本物)も出てくる予定です
49:名無しNIPPER[sage]
2015/06/12(金) 22:57:11.38 ID:RmCaS3LlO
ここからHF分岐はしねえのか?
50: ◆lY1zLzz/Wie0[sage]
2015/06/12(金) 23:02:08.74 ID:FxN1CfJno
(HFは予定して)ないです
セイバールートといってもあくまでベースなのでそこそこオリジナル(笑)な展開も多めで行こうと思ってます
51:名無しNIPPER[sage]
2015/06/12(金) 23:05:54.23 ID:5OlFQKF5O
一番HFが盛り上がるのに残念
52:名無しNIPPER[saga sage ]
2015/06/12(金) 23:06:50.17 ID:W3yewBR0O
雷電とシロウなら耽美ですらあるんだよなぁ…
53:名無しNIPPER[sage]
2015/06/13(土) 01:39:05.55 ID:6q50QyW50
更新乙っす
期待してます
54:名無しNIPPER[sage]
2015/06/17(水) 00:15:03.46 ID:rQTLTWDL0
乙です
55:名無しNIPPER[sage]
2015/06/21(日) 12:14:08.76 ID:QmnvB+5zo
乙
楽しみにしてる
56:名無しNIPPER[sage]
2015/06/23(火) 20:20:46.44 ID:WcVCVDFcO
鉄心エンドが至高
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