43: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/14(木) 20:28:32.94 ID:X87xais80
姫「そんなこと、ありません…」
姫は弱々しくだが、王子の言葉を否定した。
姫「王子様が必要とされてないなんて…そんなはず、ありません」
王子「でも俺は――」
姫「だって!」
今度は強い口調で遮る。
その勢いに、王子は驚き言葉を止めた。
姫「私は外のことはわかりませんし、王子様の周辺のことはわかりません。それでも――」
姫は王子に一歩近づき、彼の瞳を見つめた。
姫「私が貴方を必要としていますから…」
王子「姫様…」
嬉しいはずの言葉なのに、衝撃が大きすぎて、頭にすんなり入ってこなかった。
それよりも、信じられないという気持ちの方が大きくて。
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