過去ログ - 由比ヶ浜結衣はまた恋をする
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/12(火) 07:45:40.15 ID:PyKvkZDTo
そんな奉仕部がなくなっちゃうかもしれない。そう思ったのは生徒会長選挙の時。

今度こそあたしもちゃんとやらなきゃと思った。

ゆきのんが生徒会長になったら奉仕部はきっとなくなる。
以下略



23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/12(火) 07:46:25.91 ID:PyKvkZDTo
ヒッキーが守ってくれたのは嬉しかった。

でもあたしはまた、何もできなかった。

そしてそれがきっかけで、奉仕部はあたしにとって安心できる場所じゃなくなってしまった。
以下略



24:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/12(火) 07:47:15.42 ID:PyKvkZDTo
もうどうしようもなくなるぐらい奉仕部の空気が冷たくなった頃、ヒッキーが来て一つの依頼をした。

本物が欲しい。

それはたぶん、初めてのヒッキーの本当の願いだった。
以下略



25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/12(火) 07:48:03.13 ID:PyKvkZDTo
でも、あたしもゆきのんとあのままは嫌だった。

本物とか偽者とかよくわかんなかったけど、ゆきのんとまた前みたいに戻りたいって気持ちをぶつけた。

ヒッキーの気持ちは、あたしにも、ゆきのんにもちゃんと届いた。
以下略



26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/12(火) 07:49:17.08 ID:PyKvkZDTo
その後ヒッキーから湯飲みのお礼ってことで、あたしとゆきのんがクリスマスプレゼントを貰った後、ゆきのんとこんな話をした。

「シュシュかー、ヒッキーも可愛いの選んでくれたもんだねー」

「そうね、仕方がないから大事にしてあげるわ」
以下略



27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/12(火) 07:50:49.74 ID:PyKvkZDTo
「彼が……比企谷君が、自分で考えて選んでくれた、というのが重要なのだと思うわ……」

「そっか……そうだね」

ゆきのんはとても穏やかで、嬉しそうな顔をしてた。
以下略



28:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/12(火) 07:52:10.15 ID:PyKvkZDTo

☆☆☆

あたしはこれからどうするべきなんだろう。

以下略



29:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/12(火) 07:53:23.69 ID:PyKvkZDTo
あたしがそれをいくら望んでも、ヒッキーも、ゆきのんも、きっとあたしを置いて変わっていく。

変わらない関係なんて、きっとない。
ヒッキーが、ゆきのんが、お互い歩み寄っているなら。

以下略



30:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/12(火) 07:54:00.50 ID:PyKvkZDTo
ダメだ、こんなんじゃ。しっかりしろ結衣。

あたしはゆきのんのことも大事。きっとゆきのんもそう思ってくれてる。これはあたしの中で確信に近い。

だから、ゆきのんの気持ちの変化をわかりつつもヒッキーに近づこうとする自分に、ちょっとだけ罪悪感と嫌悪感がある。
以下略



31:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/12(火) 07:55:00.68 ID:PyKvkZDTo
あたしのここまで 終わり

続きはまたそのうち


32:名無しNIPPER[sage]
2015/05/12(火) 09:00:21.52 ID:KD/eOnDAO

由比ヶ浜には報われて欲しいな


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