過去ログ - 澪「グレイッシュ・ガール」
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23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/12(火) 18:16:12.66 ID:+HxJNIVIo

唯「……あはは。澪ちゃん面白いよね、やっぱり」

澪「嬉しくない……」

唯「ううん、私は澪ちゃんのそういうところ好きだし、かわいいって思うよ」

澪「そ、そう思ってくれるのは…嬉しいけど……」

唯「……でもごめん、澪ちゃん。私、澪ちゃんのこと好きだから、やっぱり隠し続けるのは耐えられない。引っ張れば引っ張るほど、もし澪ちゃんに嫌われた時、澪ちゃんの傷が深くなると思うから」

澪「……そっか」

唯「……ごめん、偉そうな言い方だった。ホントにそう思ってるなら、告白された時点で言うべきなのに……」

澪「大丈夫、わかってるから」


唯のその臆病さを、当然私はわかってる。
皆といられる楽しい時間を壊したくないから、自分の秘密を言えなかった。
壊したくない。だけどもしどの道壊してしまうとしたら早いほうがいい。
その二つの板挟み。
ただそれだけのこと。


澪「わかってる。だから、聞くよ」

唯「……ありがと。ねぇ、澪ちゃん。夜、私の部屋に来るって言ってくれたよね」

澪「う、うん」

唯「……じゃあ、その時話すね」

澪「……わかった」


勿論、本来は『そういうこと』をするために訪ねるつもりだった。
それはそれで私は緊張しまくっていたと思うけど、唯の秘密を聞くために訪ねることに変わった以上、別の方向で緊張することになりそうだ。




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