過去ログ - 澪「グレイッシュ・ガール」
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2015/05/12(火) 17:57:40.24 ID:+HxJNIVIo

唯が適当に着替えを引っ掴んで浴場へと駆け出す。
よって、唯の部屋なのに晶と二人きりという妙な空間が出来上がった。
とりあえず、今のうちにこれだけは言っておきたい……主に私のために。


澪「あの、晶、図々しいお願いかもしれないけど、他の皆には黙ってて欲しいんだ……」

晶「ん? ああ、大丈夫、言わないっての」

澪「あ、ありがとう!」

晶「お前らは人の過去を面白おかしく掘り返してくれたけどな……」

澪「ご、ごめん! そ、その、好きな人がいる身としても興味があって、つい……」

晶「……まあいいよ、澪はあの場で一番マトモだったし。それに、先輩に断られた時、慰めてくれたのも怒ってくれたのもお前らだったし、さ」

澪「……あ、晶はまだ諦めてないんだよな? 応援するから!」

晶「おぅおぅ、一夜を共にした経験者ゆえの上から目線ですかァア?」ギロリ

澪「ち、違う! 本心だよ本心!」ガクブル

晶「ジョーダンだよジョーダン。ありがとな」

澪「う、うん……」

晶「とりあえず澪、応援するならその綺麗で長い髪を全部くれ」

澪「やっぱり怒ってる!?」

晶「ジョーダンジョーダン」ケラケラ

澪「………」


目が本気だったぞ、とは言わなかった。っていうか晶のボケとかギャグとかあまり聞かないからノリがよくわからない……
そういえば晶ってなんかツッコミってイメージだな、と思ったけど、単に唯に振り回されてるだけか。
でもそう考えると、唯に振り回されてる者同士としていろいろ話せることはあるのかもしれないな。いつかもっと深い話をしてみるのもいいのかも。


晶「で、話は戻るが、誰に黙ってりゃいいんだ? 逆に言えばお前らの関係は誰なら知ってるんだ?」

澪「えっ、皆に黙っててほしいんだけど……」

晶「皆って…律にもか? 幼馴染なんだろ、恋愛相談の一つくらいしなかったのか?」

澪「……恥ずかしくて……」

晶「………」


なんかすごい呆れられた目で見られた。
本当はそれだけの理由じゃないけど、でも半々くらいなのでその視線に対して何も返せません。




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