過去ログ - 【艦これ】吹雪「最初からやり直す?」【安価】
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25: ◆Wb.6SYbOec[saga]
2015/05/13(水) 21:35:57.52 ID:OEktckxI0




「広いね。この鎮守府は」

電と言った同じ三水戦所属の少女と共に寮部屋へ向かう。
敬語は使わなくて良いと言われたので、既に私の言葉遣いはくだけていた。

「大抵の事は、この中で完結しちゃうのです」

「へえ……凄いんだねえ」

「自慢の鎮守府なのですよっ」

まるで自分が誉められたかの様に胸を張る電ちゃん。

「着いたのですっ」

二人で雑談を交わしていると、どうやら自分の部屋に着いたらしい。
聞いた話に寄ると、三人一部屋での共同生活。

「こ、怖い人じゃないよね?」

「秋月ちゃんは優しいですよ?」

「それは電ちゃんに対して優しいだけであってもしかしたら私には……」

「秋月ちゃーん! 吹雪ちゃんを連れて来たのです!」

華麗にスルーされた。

「お待ちしておりました、吹雪さん。秋月型防空駆逐艦の一番艦、秋月です。今日から何卒、宜しくお願いしますね」

扉を開いた矢先、黒髪の少女に深々と一礼される。

「えっ? あっ、はい。特型駆逐艦の一番艦、吹雪です……って、え? 駆逐艦?」

それに面食らいつつも、なんとか自己紹介を返していると違和感に気づいた。
疑問符浮かべる私に慣れているのか苦笑する秋月さん。

「あー、やっぱりそうなっちゃいます?」

「当たり前なのです。私も最初は信じられなかったのですから」

「えーと……本当に駆逐艦なんですか?」

「はい。正真正銘の駆逐艦……という事です。分類上では」

電ちゃんに比べて……というか私よりも背丈等が大きい。
軽巡と言われた方がまだしっくり来る程度には大人びて見えた。

「ですので、あまり畏まらないでくださいね? どうか同じ駆逐艦として気軽に接してください」

「が、頑張ります……」

秋月さんにくだけた口調で接するには時間が掛かりそうだった。


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