過去ログ - 蘭子「眩しさへ、手をのばそう」
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15: ◆1qWFc3G9Mc[saga]
2015/07/05(日) 19:24:44.90 ID:izcGGKQU0
「蘭子ちゃん、話の続き、しに来たよ」

「どうして……?」

「中途半端は嫌だからね」
以下略



16: ◆1qWFc3G9Mc[saga]
2015/07/05(日) 20:08:52.94 ID:izcGGKQU0
食卓では私はだんまりだった。みくちゃんとアーニャちゃんがただ談笑するだけで、李衣菜ちゃんは黙々と食べ進めていた。

食事を終えると、私と李衣菜ちゃんの二人きりで私の部屋にいた。みくちゃん達は空気を読んでのことか、それぞれ自室にいるのだろが、私には心細かった。というよりは、今は李衣菜ちゃんと二人きりにはなりたくなかった。

「蘭子ちゃんさ、さっきどうして逃げちゃったの?」
以下略



17: ◆1qWFc3G9Mc[saga]
2015/07/05(日) 20:33:46.22 ID:izcGGKQU0
「似てた?何が?」

「……声?」

「声?」
以下略



18: ◆1qWFc3G9Mc[saga]
2015/07/05(日) 20:35:02.33 ID:izcGGKQU0
「“厨二病”って言うんだよ!!」


19: ◆1qWFc3G9Mc[saga]
2015/07/05(日) 21:17:30.99 ID:izcGGKQU0
私は私が誰でもないなんて言ってない。李衣菜ちゃんが勝手に飛躍させただけだ。

「私は――」

違う。私はこうじゃない。私は――
以下略



20: ◆1qWFc3G9Mc[saga]
2015/07/05(日) 21:20:28.05 ID:izcGGKQU0
――――――

「結局さ、なんだったの?」

「神のみぞ知る……」
以下略



21: ◆1qWFc3G9Mc[saga]
2015/07/05(日) 21:43:05.85 ID:izcGGKQU0
翌日、事務所に着くと、みんなとプロデューサーが何か話をしていた。

「だから、そんな急な話は無理だって!」

「そこをなんとかって言ってるんだよ」
以下略



22: ◆1qWFc3G9Mc[saga]
2015/07/05(日) 21:51:14.39 ID:izcGGKQU0
―――――――――

――――――

―――
以下略



23: ◆1qWFc3G9Mc[saga]
2015/07/05(日) 22:15:25.78 ID:izcGGKQU0
「でも李衣菜、どうしてなんだ?」

「いや、もういいの。もう蘭子ちゃんのやる気は十分だからさ、今日はみんなでカラオケでも行こうよ」

「李衣菜から誘うなんて……」
以下略



24: ◆1qWFc3G9Mc[saga]
2015/07/05(日) 22:48:45.88 ID:izcGGKQU0
「ん〜?これ入れたのだ〜れ?」

「『高鳴りのソルフェージュ』だって。知らない曲」

「私!」
以下略



25: ◆1qWFc3G9Mc[saga]
2015/07/05(日) 23:03:55.14 ID:izcGGKQU0
終わりです。

最初はもっと熊本弁全開でPとももっと辛みがある予定だったからあんな注釈まで入れたのにどうしてこうなった。

思春期特有のどうしたらいいのか分からない気持ちを楽曲にリンクさせて書いたつもりです。
以下略



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