6: ◆IIarfIElUA[saga]
2015/05/16(土) 02:19:43.26 ID:cYFCM9Ym0
「んっ・・・京子・・・好き、大好きなの・・・」
普段通っている学校で、生徒会副会長である、私が。
こんな、変態みたいな事──
背徳感と快感が交互に押し寄せ、頭の中が真っ白になる。
頭が制止しようとする程、声が、指が、止まらなくなった。
「あ、やだ、きちゃう・・・!
京子ぉっ・・・!
くぅ・・・んっ・・・」
余韻の中、次第に頭が動き出す。
私は、なんて事をしていたんだろう・・・
とにかく湯呑みを洗って、寝たフリでもしておこう。
果てた直後の、力の入りにくい足に無理矢理力を入れて立ち上がる。
「綾乃」
突然呼ばれて振り向くと、見間違えるわけもない綺麗な青い眼が、私を見ていた。
「歳納、京子──?」
「今、何してたの?」
「あ、いや、これは・・・っ」
「答えて」
言い逃れようが、なかった。
空っぽになった頭からは、違う、そうじゃない、とか、そういう言葉しか出てこなかった。
「わ、私、その・・・」
「・・・」
「あの・・・」
「・・・どうしてなの?」
「え・・・?」
「・・・どうしてさっきみたいな事・・・」
もう、今までみたいなライバルには戻れない。
微かな可能性までも、自分で壊してしまったんだ。
一時的な、誘惑に負けて。
言い逃れも出来ない、可能性もない。
ならばいっその事・・・
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