過去ログ - 大庭葉蔵「僕は、自演のないところに行くんだ」
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29:名無しNIPPER[saga]
2015/05/17(日) 23:41:40.80 ID:DEaQArjQO

メロス君の時より条件がいいとはとても思えません。

丘を越えるまでにまた一回吐き、しばしうずくまってから立ち上がりました。

ようやく下りに入ってからは、少し楽になったと感じられ、調子に乗って足を速めました。

そしてしばらく走っているうちに、目の前に川が現れたのです。


(え…… 昨夜は雨なんか降ってなかったのに、この濁流は何だよ)


川岸に立て札が立っていて、こう書かれています。


『メロスは濁流を泳ぎ切った。よって、同条件を設定するため水源地のダムから水を放流する。上流の橋を使った場合は失格とする! 以上 大会事務局』


百匹の大蛇のように荒れ狂う濁流とはこういうものかどうか知りませんが、とても自分には泳ぎ渡れるどころか、足がつくかどうかも定かではありません。


何を隠そう、自分は泳げないのです。


さあどうしたものか。でもこの時、頭というより体で感じたことがありました。



(この暑さだ。水の中に入ったら気持ちよくならないかな?)




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