過去ログ - 詩羽「詩羽無双?」倫也「詩羽先輩、勘弁してください」
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/05/20(水) 07:37:02.46 ID:rkQc+dEF0
倫也「詩羽先輩?」
詩羽「ごめんなさい。ほんとうに悪いのだけど、一人にしておいてくれないかしら」
倫也「あの、先輩? どうして晴れて恋人同士になったというのに、
真夜中に彼女一人を残して帰らないといけないのですか?」
詩羽「は、い?」
俺の顔を覗き込むその美しい顔は涙で歪んでいた。
でも、その端正な顔に流れ落ちる涙と涙声さえも可愛いと思ってしまうのは、男として
どんなものかと疑問を抱いてしまう。けっしてサドっけがあるわけではないはずなのに、
こうも愛おしく思えてしまうのは、きっと俺が好きな詩羽先輩だからなのだろう。
倫也「だから詩羽先輩が俺に告白してくれたじゃないですか。ギャルげーでいえば一番の
イベントですよ。ルート確定後の最大の山場で、このままエンディング一直線じゃ
ないですか。それなのにどうして悲しそうに泣いて、いや、別れ話のような展開に
なってるんですか? これじゃあバッドエンド一直線ですよ」
詩羽「……倫理君」
倫也「はい」
詩羽「まずはその間抜けっ面を正しなさい」
倫也「はい」
詩羽「背筋も伸ばすっ」
倫也「はいっ」
詩羽「ではこれから質問をしていきます」
倫也「わかりました」
詩羽「まず、倫理君は私の彼氏になってくれるのよね?」
倫也「はい、光栄にも」
詩羽「だとすれば、私霞ヶ丘詩羽は安芸倫也と恋人になるわけよね?」
倫也「はい、そうですね」
詩羽「わかったわ」
倫也「ええ、ありがとうございます」
詩羽「じゃあ、昼の水族館ホテルに行きましょう」
笑顔でそう核爆弾を投下し俺の手を引っ張る詩羽先輩は、
のりのりで改札口に向かおうとする。
倫也「ちょっと待ってください。どうしてそうなるんですか?
告白イベントですよ。最重要イベントですよ」
詩羽「そうね」
倫也「だからどうしてその告白イベントのあとにラブホテルなんていかないと
いけないんですかっ?」
詩羽「それは、男と女だから? 太古の昔よりセックスをして人は子供を作ってきた
わけじゃない。いくらオブラードに包んだ表現をしようと、セックスはセックス
じゃない。涼しい顔をしているヒロインも、夜は主人公の攻めに喜んでいるのよ?」
倫也「やめてください。全年齢版なんですよ。そういうのはやめてください」
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