過去ログ - 詩羽「詩羽無双?」倫也「詩羽先輩、勘弁してください」
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黒猫
◆7XSzFA40w.
[saga]
2015/05/20(水) 07:46:35.35 ID:rkQc+dEF0
詩羽「さあ倫理君。いえ倫也君? 倫也さん? やっぱ倫理君かな。
最高のシチュエーションを整えたわ。これで朝まで私といっしょに盛り上がって、
私を泣かせてちょうだい」
倫也「いや、待ってください。いや、待って、お願い。襲いかからないでくださいって」
詩羽「だって、感情が抑えきれなくて」
倫也「それでもです。お願いですから」
詩羽「もういいじゃない。最高の部屋を用意したじゃない。
もうこれで心おきなく「やれる」わよ」
倫也「もう、いや……。ほら、夜景とか見ませんか?」
俺は詩羽先輩の拘束をやんわりほどいて逃げようと……、
夜景を見ようと窓際に歩み寄ろうとした。が、詩羽先輩の拘束は頑丈であった。
詩羽「さ、倫理君。今夜はちゃちな倫理観なんて忘れてしまいましょう……」
倫也「いや、それ男の台詞だよ? ね、先輩……」
朝日が眩しい。もう、朝だってことは理解できる。甘ったるい部屋の空気は悪くはない。
むしろ肺いっぱいに吸い込んで保存しておきたいほどだ。
もぞもぞと動く隣の物体が俺の体に絡みつく。甘ったる空気の根源たる詩羽先輩は、
昨夜たくさん俺にこすりつけてきたのに、いまだに飽きもせず俺に臭いを染み込ませていく。
詩羽「これは朝チュンってやつかしらね?」
倫也「どうでしょうかね? ホテルの上層階ですし、さすがにスズメはいないと思いますよ」
詩羽「そう現実的な返事をしてこられると意地悪したくなるのだけど」
もうしてるじゃないですかっとは言わない。言えない。
だって、緊張しまくった昨夜の心地よい疲労はまだ回復してはいないのだ。
これで朝からだなんてことになったら……そりゃ俺も男だし嬉しいけど。
倫也「すみません」
詩羽「そんな酷い事を言う倫理君には、ここのホテル代の半分、
いえ理想の初夜を演出したい倫理君のことだから全額支払って下さるのでしょうね?」
倫也「そ、それは……」
昨夜見たホテル代を一部が俺の頭をよぎる。あれが部屋の使用料であって、
このあとルームサービスで朝食とったりしたりしたらいくらかかるんだ?
そもそもホテルなんて高校生の俺が使う機会なんて少ないわけで、
しかもこんな一流ホテルのスイートルームの使い方なんてしるよしもない。
だから俺は顔を青ざめて返事を返すのがやっとであった。
詩羽「いいわ。今回は貸しにしおくわ。今度何らかの形で返してくれれればいいわ」
倫也「そうして頂けると助かります。いつか必ず返します」
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