過去ログ - 【艦これ】艦娘「ケッコンカッコカリオコトワリ」 2
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519: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:23:45.12 ID:IVrJRC7N0


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520: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:24:15.42 ID:IVrJRC7N0
『艦娘運用における新たな技術検討会議について』

噂が回り始めてから程なく。
俺に宛てた封書が、本営から届いた。

以下略



521: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:24:49.46 ID:IVrJRC7N0
吹雪「司令官。ハンカチは持ちましたか?」

五月雨「切符、切符は? 乗り換えと時間は大丈夫ですか?」

千代田「帰りの時間はちゃんと知らせてね。携帯の充電は足りてる? 予備の電池は?」
以下略



522: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:25:18.10 ID:IVrJRC7N0
千代田「私達が付いていけないんだから、心配するのは当然じゃない。ただでさえ最近、提督ってばなんだかぼーっとしてるし」

提督「む」

千代田の言い分に、うなじを僅かな冷気が伝った。
以下略



523: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:26:04.79 ID:IVrJRC7N0
提督「……や、何でも」

千代田も千歳も、被害を被ることが多くなった。
当然だ、敵方からすれば脅威を取り除こうとするのは何らおかしい事ではない。
俺だってそうする。
以下略



524: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:26:39.98 ID:IVrJRC7N0
かぶりを振りながら、覗き込む千代田の頭に手を載せて多少強引に押し返し、足元の鞄を持ち上げる。

千代田「ちょっとー、扱いがぞんざいじゃない」

吹雪「司令官、お気を付けて」
以下略



525: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:27:05.40 ID:IVrJRC7N0


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526: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:27:36.14 ID:IVrJRC7N0
大本営技術部。

その新技術は日夜、艦娘達の装備や、艦娘自身のポテンシャルを上げることを追求し続けるこの部署が提唱し、開発したものだった。
新種が次々と発見される深海棲艦との戦いにあって戦力拡張は急務であり、最優先事項の一つで、技術部はその名の通り、艦娘達に関する『技術』と名のつくものなら何でも引き受ける部署だ。

以下略



527: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:28:21.53 ID:IVrJRC7N0
その道の傍。
きれいに刈り込まれた芝の上に、この敷地内の案内板が立っている。
未知の軍勢の進行に抗う為の人類の最大拠点はやはりその規模もでかい。
その分、人の出入りも激しく、その人数に比例して建物の一つ一つも巨大で、それはつまり。

以下略



528: ◆p7uyiJsetI[saga sage]
2015/09/04(金) 20:29:04.25 ID:IVrJRC7N0
正直、会議の招集だから、と油断していた面はある。
本営内部の立地の分かり辛さは、当然承知していた。
が、新技術の検討会議、と銘打つだけの物なのし、そこそこ大々的に開くだろうから、着いたところである程度出来上がっているであろう人の流れに乗ればいいと考えていた節はあった。

が、いざ本営に到着してみると意外なほどの人の少なさ。
以下略



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