過去ログ - 京介「別れよう」 あやせ「え……」
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2015/06/20(土) 23:40:09.79 ID:ufZ22MLfo
モモの世話は大変だった。
そりゃそうだろう。事故のせいで脳の一部と顎を欠損、前足は麻痺している。普通の猫と同じ様にはいかないんだからさ。
646:名無しNIPPER[saga]
2015/06/20(土) 23:41:05.34 ID:ufZ22MLfo
黒猫「モモ、居るのは分かっているのよ。隠れていないで出てきなさい」
麻奈実「ももちゃん、どこぉ〜？」
647:名無しNIPPER[saga]
2015/06/20(土) 23:42:39.23 ID:ufZ22MLfo
早朝モモを探し、しかし見付からないまま、普段の生活を送らないといけない。
大学で黒猫と一緒に彼女の作ってくれた弁当を食べていたら、秋美から電話がかかってきた。
648:名無しNIPPER[saga]
2015/06/20(土) 23:43:49.51 ID:ufZ22MLfo
病院に着くと憔悴した秋美が出迎えてくれた。
医者曰く「これは間違いなく中毒症状です。おそらく、庭か床下に撒かれた除草剤が身体に付いて、それを舐めたための状態だと思います。直接口にしていたらもう死んでいたでしょう」との事だった。
649:名無しNIPPER[saga]
2015/06/20(土) 23:44:48.48 ID:ufZ22MLfo
あやせ「どうなることかと思いましたけど、すっかり元気になって良かったです」
加奈子「毎日病院につれてくのはメンドーだったけどな」
650:名無しNIPPER[saga]
2015/06/20(土) 23:46:00.64 ID:ufZ22MLfo
桐乃「京介との赤ちゃんかー。できれば若い内に産みたいよね」
秋美「お！ 桐乃ちゃん産む気満々だね！」
651:名無しNIPPER[saga]
2015/06/20(土) 23:47:31.61 ID:ufZ22MLfo
京介「ただいまー、って、あれ？」
何だかみんなの俺を見る目がちょっと真剣だ。モモの事で取り扱いが難しい問題でも発生したのか？
652:名無しNIPPER[saga]
2015/06/20(土) 23:48:40.56 ID:ufZ22MLfo
日向「ふおおおお！ 本当に猫がいた！ うっひょー可愛い！！ あ、逃げた……」
珠希「姉さま、わたしも今日からここに住むことにします」
653:名無しNIPPER[saga]
2015/06/20(土) 23:49:43.72 ID:ufZ22MLfo
黒猫「……ク、ククク。そう、その汚らわしい毒牙で妹を穢すつもりなのね。ならば私は最後の手段を用いる事をすら厭わないわ」
日向「ほらあ、意地を張らないで素直になろうよ、ルリ姉ぇ〜」
654:名無しNIPPER[saga]
2015/06/20(土) 23:51:10.25 ID:ufZ22MLfo
素直じゃない黒猫とは違い、素直な黒猫のモモはすくすくと成長していった。
いつの間にか鳴き声もミィからニーになり、今では猫らしくニャア、だ。
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