過去ログ - 艦隊これくしょん 〜艦これ〜  Bright:金剛
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245: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/11/05(木) 00:43:30.71 ID:Sa6I0Dlz0


「あ、あの…。赤城さん…。大井さんは大丈夫なのですか?」

大井を心配した電は秘書官の赤城に相談することにした。

彼女が一番に慕う祥鳳や大鯨、そして金剛や睦月達がいない今、一番頼りになるのは年上であり秘書官でもある赤城だと考えたからだ。

「大丈夫よ、心配しなくていいわ」

「でも…。電は大井さんに何もしてあげられなくて…」

項垂れる電の肩を赤城は優しく叩いた。

「大丈夫よ、こういう時はお姉さん達に任せなさい」

「でっ、でも…」

「そうね…。電さんはちゃんとごはんを食べて健康に過ごしてちょうだい。いつでも大井さんの訓練を受けられるように。ねっ?」

「はい…」

「さっ、古鷹さんや暁さん達が待ってるわ。ごはんの準備に行ってらっしゃい」

宥めるように赤城は言った。電は黙って頷き、やや重い足取りで食堂へと駆けていった。

北上行方不明の報以来、横須賀鎮守府の雰囲気はみるみるうちに重くどんよりとしたものになりつつあった。

それもそのはず、北上の事故は我が身に起きかねない事態なのだ。艦娘達が心穏やかでいられるはずなどなかった。

これでは士気に関わる事態に繋がりかねない。事態を重く見た赤城と伊吹は、どうにかして空気を重くしてる要因の一つである大井を説得せねばと対策を考えていた。

ちょうどその時、執務室の扉を叩く音が聞こえた。

「失礼します」

「どうぞ」

入ってきた球磨と多摩だった。

「提督、赤城。大井のことはこの球磨と多摩に任せてほしいクマ」



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