過去ログ - 艦隊これくしょん 〜艦これ〜  Bright:金剛
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82: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/06/27(土) 00:20:18.74 ID:qAe6cnL50


その翌日の午後、金剛は親交を深めようとティータイムに祥鳳を誘おうとした。だが、彼女の姿はどこにも見られなかった。

鎮守府中を回って探そうと考えていると、執務室から祥鳳の声が聞こえた。

「この子達はまだ子供なんですよ? 実戦なんて早すぎます!」

声は会議室から発せられたようだった。どうやら、何かしらの話題で揉めているようだった。

「しかし、現在の戦力不足は目に見えている。伊勢や日向も当分東南アジアからは帰ってこれない。少しでも今は戦える人材を増やさねば・・・」

「大丈夫です、その分私が戦います!」

「祥鳳さん、貴方も分かってるはずですよね? ひとりでも多くの艦娘が欲しい今の状況を。貴方一人がいくら頑張ったところで、絶対的に数が不足してます」

赤城の口調はいつも通り穏やかだが、どこか重苦しい響きがあった。

「Hey!皆さん、私達抜きで何を話してるんデス? What happen、祥鳳?」

深刻そうな空気を感じた金剛は、それを打開しようと勢いよく扉を開けた。

「提督が、あの子達を出撃させると・・・!」

「勿論、十分な訓練はした上での話だ。出撃は何も明日明後日の話じゃない」

伊吹が静かに言う。

「大丈夫よ!私達だって訓練すればちゃんとできるもん!」

「そうよ! もっと私達を頼っていいのよ?」

暁と雷がそれぞれ自信有りげに胸を叩いた。彼女達も軍艦の名を持つ艦娘だけあって、既に艤装をすることだけはできていた。

もっとも、四人とも武器をろくに扱ったこともない素人同然の身であったが。



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