168:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:32:14.24 ID:JvL7p5r+0
摩耶「ふふふ、まぁなんだ、今日は番頭の整備の腕を見せて貰おうと思ってな」
瑞鳳さんの問いかけに摩耶ちゃんはなぜかその顔を得意げに笑ませた。いわゆるドヤ顔だ。
169:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:33:14.24 ID:JvL7p5r+0
・・・・・・・・・・・・・・
「これよく動いてたね」
摩耶「へ?」
170:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:34:25.06 ID:JvL7p5r+0
「多分ね」
摩耶「そ、そっか……。て、ていうかそれ直せるんだな。すごいな」
「多分だよ。完全に直せるかどうかはわからない。正直廃棄して新品を取り寄せたほうが」
171:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:35:28.35 ID:JvL7p5r+0
「わかった。絶対直すよ」
摩耶ちゃんがその言葉にぱっと顔を華やかせる。
172:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:36:33.33 ID:JvL7p5r+0
矢矧「番頭さんは初め、直せるかどうか解らないって言ったのよ」
摩耶「そ、そうだけどよ……でも絶対直すって」
173:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:38:07.64 ID:JvL7p5r+0
矢矧さんの視線がさらに鋭くなる。
僕はその視線を逸らさずに受け止め続けた。
その間、瑞鳳さんと摩耶ちゃんの二人は僕たちの言い合いを止めようとしなかった。
174:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:40:37.13 ID:JvL7p5r+0
それに矢矧さんは意外にも、ふふ、と微笑んだ。
矢矧「そっか。摩耶がそう言うならしょうがないわね」
175:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:41:58.84 ID:JvL7p5r+0
声音にふざけた様子は感じられない。
これは本心の言葉だ。
ならば僕も本心を返さなければならない。
176:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/10(月) 00:42:37.83 ID:JvL7p5r+0
続く。
177:名無しNIPPER[saga]
2015/08/15(土) 01:38:07.83 ID:BzheKJ4a0
「それじゃあ修理始めるよ。さっきも言ったけど、かなり時間掛かると思うから摩耶ちゃんはどこかで時間つぶしてたほうがいいかもしれない」
摩耶「だからちゃん付けすんなってのっ」
178:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/15(土) 01:39:30.64 ID:BzheKJ4a0
摩耶「あん?あー……。……そりゃ待つよ。あたしの……あ、相棒を頼むんだからな!」
相棒というのが恥ずかしいのか少し言葉が淀んだ。
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