20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:15:02.13 ID:/wg+rTe60
「いらっしゃいませ……ってあら?貴女達も?」
望月「ただいまー鳳翔さん」
三日月「ただいま戻りました」
如月「ただいま〜」
菊月「……ま」
鳳翔と呼ばれた女の人にそれぞれ挨拶をする。
提督にもよるが、大体の人は秘書艦というものを自分に付けるらしい。彼女がそうなんだろうか。
「ふふ、おかえりなさい。遠征の報告に来たの?」
三日月「はい。それと、番頭さんの案内で」
話を振られたので身仕舞を正し、敬礼を鳳翔さんに向ける。
「本日付でキサラギより配属されました、番頭です。よろしくお願い致します」
「航空母艦、鳳翔と申します。提督の秘書艦も務めさせていただいております。こちらこそ、よろしくお願い致しますね」
膝を付き、頭を下げる。……提督から話は聞いている筈なのに、どうしてこんな態度なんだろうか。
もっと酷い扱いをしてくれて良いのに。
「……鳳翔殿、頭をお上げください。私は貴方より階級が下の扱いです。そんな事されては困ります」
鳳翔「いえ、これから私たちの生命線になって頂ける方ですもの。この位しても罰は当たりませんわ」
「……」
妙な空気が僕たちの中を流れる。まいったな、如月たちもそれを感じてか黙っちゃったし。
この雰囲気をどうしようか考えていると、鳳翔さんはふふ、とほほ笑んだ。
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