10:名無しNIPPER[saga]
2015/06/07(日) 19:46:12.73 ID:/wg+rTe60
僕が配属された場所は日本の中でも1、2を争う激戦地であり、本土北方の守りを担う青森県八戸市に構える鎮守府だ。
激戦区になっている事には当然理由がある。
11:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 19:48:10.91 ID:/wg+rTe60
「まいったな……。さっきの子に聞いておけばよかった」
首に手を当て、どうしたものかと思案していると
ふと、向こうから歩道を歩いてくる女の子たちが目に止まった。
12:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 19:50:29.27 ID:/wg+rTe60
「番頭……?」
後ろにいた明るい髪の眼鏡の女の子が首を傾げる。
「もう、望月さん聞いてなかったんですか?」
13:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 19:53:43.71 ID:/wg+rTe60
「すみません、番頭さん。二人が騒ぎたててしまって」
「いえ、構いませんよ」
「それで、私たちになにかご用でしょうか?」
14:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 19:57:56.64 ID:/wg+rTe60
望月「ありがとー番頭さん。あんたいい人だねー」
三日月「もうっ!そんな失礼な言葉づかいっ」
「いえいえ。構いませんよ。僕はただの番頭ですし、階級的には皆さんより下になりますので言葉づかいも自由になさってください」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 19:59:53.04 ID:/wg+rTe60
「どうかされましたか?」
「いえ〜、私、番頭さんに名乗って無かったと思いまして」
16:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:01:48.30 ID:/wg+rTe60
まぁとにかく、車に4人乗せたし、やっと出発できるな。
運転席に乗ったし、エンジンを……。
……4人?
17:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:04:35.04 ID:/wg+rTe60
――――――
如月ちゃん達の案内通りに車を走らせると、やがて小さな平屋の古い建物が見えてきた。
提督の住む場所としてはやや質素な印象を受ける。
18:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:06:56.71 ID:/wg+rTe60
「いえいえ。司令室を教えて頂いたお礼ですから。それでは……」
会話は終わりと彼女たちに背を向けると、入り口の扉にあるインターホンのスイッチを押しこんだ。
……。
19:名無しNIPPER[sage saga]
2015/06/07(日) 20:11:30.59 ID:/wg+rTe60
まぁそれはそれとして。
また話が進まなくなってしまった。会話を遮るのは申し訳ないし、メンドクサイけど、もう約束の時間だし、のんびりしてられない。
「なるほど。提督殿は信頼されているようですね。噂には聞いていましたが、やはりその通りのようですね」
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