330:名無しNIPPER[saga]
2015/10/25(日) 23:32:28.20 ID:/NljyVt90
その後提督が捕縛隊のメンバーを選出し、朝礼は解散となった。
捕縛隊は日々変わり、手が空いている物が担当することになっている。
331:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/25(日) 23:33:30.40 ID:/NljyVt90
困惑を振り払いつつ、腰を深く曲げて謝意を示す。
平手の一発でも飛んでくるかと思ったが、そんなことはなく、代わりに帰ってきたのは呆れは入っているが温かみのある笑いだった。
332:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/25(日) 23:34:32.05 ID:/NljyVt90
頭を上げて、失礼します、と告げその場から離れようとした。
提督「ああ、そうだ」
333:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/25(日) 23:35:39.97 ID:/NljyVt90
摩耶「たっ……っとっ……きゃっ!」
可愛らしい悲鳴を上げて尻餅を着いた。
334:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/25(日) 23:37:16.68 ID:/NljyVt90
矢矧「言いたいこと、解ってるわよね」
責めるような視線で僕を射抜き、低い声を掛ける。
335:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/25(日) 23:39:08.07 ID:/NljyVt90
……どうして、か。
それは瑞鳳さん達に言えば、すぐに提督に話が行き、僕が話をする前に不明体の排除が行なわれると思ったからだ。
討った後では遅い。何も解らないうちに、悲惨な結果を迎えたくなかった。
336:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/25(日) 23:40:29.58 ID:/NljyVt90
そんな個人的なこと、言う必要がないと思った。
僕の気持ちを言ったところで、不明体は不明体のまま。敵か味方かも解らない。
337:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/25(日) 23:42:36.00 ID:/NljyVt90
……やめてくれ。
瑞鳳「……!」
338:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/25(日) 23:44:07.12 ID:/NljyVt90
矢矧「ごめんなさい。瑞鳳が無茶言ったわ。……ちょっと、ショック受けてたみたいだから」
「……いや、僕が言っていれば良かったんだ。僕の所為だよ」
339:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/25(日) 23:45:33.90 ID:/NljyVt90
矢矧「案外繊細なの。私」
そう言って矢矧さんは愉快そうにくすくす笑った。
340:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/25(日) 23:47:05.10 ID:/NljyVt90
「終わったか」
矢矧さんの姿を見送っていると、後ろから声を掛けられた。
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