464:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/10(日) 00:35:08.72 ID:e3H/TfZi0
提督「そんなに俺が心配か?五十鈴?」
五十鈴『な、ななななな……何言ってんの馬鹿!違うわよ馬鹿っ!』
取り乱した様子でギャンギャンと騒ぐ五十鈴に、提督はガハハと笑う。
心配した様子の五十鈴も悪くないなと思う提督だったが、やはり彼にとって今の五十鈴がしっくり来ていた。
まだ無線の向こうでぶつぶつと言っている五十鈴に彼は自信に満ちつつも、落ち着いた調子で声を掛ける。
提督「まぁ心配するな。既に手は打ってある」
五十鈴「……そりゃそうよね。これだけ解っててアンタがなにもしないわけないもんね」
提督の口調のお陰でいつもの調子を取り戻す五十鈴。
そこで丁度提督の無線に他の連絡を告げる電子音が鳴り響いた。
提督「……来たか。悪いな五十鈴。切るぞ」
五十鈴『うん。……気をつけて』
提督「解っている。お前もな。無事で帰ってこいよ」
解ってる、という言葉を最後に五十鈴からの連絡が途切れる。
それを確認し、提督は直ぐ様繋いできた無線を繋げた。
提督「来たか、番頭」
無線からはっ、と肯定の言葉が返る。
無線を繋げてきた正体、それは先程まで工廠で整備を続けていた番頭であった。
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