496:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:26:27.88 ID:i01M8kjr0
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提督「番頭!番頭どうした!返事をしろ!」
番頭と繋がった提督の無線機から激しい爆音が響いた後、彼の声が途絶えてしまった。
何度も提督は無線に呼びかけるが、一向に返事は返って来ない。
何故彼からの返事が途絶えたか。そんなことを考える必要はない。
彼は――番頭は敵の砲撃を受けたのだ。
しかし、と提督は考える。
何故番頭は敵に見つかったのか。十分な距離があり、加えて身を隠すカムフラージュもある。そう簡単には見つからない筈……だった。
しかし結果として彼は見つかり砲撃を受けた。生身の人間であることを考えて、恐らく無事ではいないだろう。
ではなぜ見つかったのか。提督に考えれる原因は二つあった。
一つは、敵の『目』が異常に良く、偶然敵の視界に入ってしまった。
二つは、予めこちらの動きが予見されており、相手が見張りを警戒していたところに番頭が来てしまった。
相手は棲姫。強大な戦力を持ち、更には未知の部分が多い。一つ目の原因は十二分に考えられた。
二つ目の原因としても、知性の高い棲姫がいる以上、可能性はある。
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