497:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:28:15.74 ID:i01M8kjr0
しかし、どちらにせよ哨戒が見つかった以上、敵は待ち伏せを悟り撤退するだろう。
提督の作戦は失敗に終わったのだ。
498:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:29:24.89 ID:i01M8kjr0
『胸を、打ち……はぁ、喋りずらいだけで……無事、です。……それより……敵、ですが……』
提督「撤退したのだろう?もういい喋るな。今人を」
499:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:30:45.02 ID:i01M8kjr0
だとしても、と提督は疑問を深める。
輸送艦に過多とも言えるほどの敵を寄越し、囮として使うほどの周到な敵が、自らの身を危険に晒すリスクを冒すだろうか。
500:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:31:39.35 ID:i01M8kjr0
ーーーーーーーーー
提督の開戦を告げる声が無線から途絶える。
501:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:34:04.21 ID:i01M8kjr0
弥生「だ、駄目っ!」
しかしその足は、弥生が彼女の腕を掴むことで止められた。
502:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:35:06.00 ID:i01M8kjr0
しかし、彼女は今の卯月の行動が間違っているということは解っている。だからこそ今彼女は自分を抑えていた。
感情と理性のせめぎ合い。それが今の彼女のおずおずとした態度に表れていた。
503:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:35:51.73 ID:i01M8kjr0
卯月を張った手を握りしめ、彼女は顔を伏せる。
彼女も卯月、文月同様か、それ以上に彼の身を案じていた。
504:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:38:06.77 ID:i01M8kjr0
文月「そうだよっ!ばんとーさん言ってたよっ、だから……だから、危ないこと、しないで……」
505:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:38:48.49 ID:i01M8kjr0
弥生「こっちこそ叩いて……ごめん」
卯月「ううん、いいの……だってこれは卯月が……うーちゃんが悪い、ぴょん」
506:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:39:21.14 ID:i01M8kjr0
卯月「それじゃあ……行くぴょん!二人とも!」
彼女の声に合わせたかのように、周囲に隠れていた艦娘たちも海へ躍り出る。
507:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:40:47.28 ID:i01M8kjr0
続く。戦闘描写の終わりはあと二、三回の更新になりそうです。
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