554:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/03(木) 01:54:34.79 ID:W0UgC3pJ0
憤怒と殺意と憎悪。それらに歪められた彼女の表情と、口から発せられた感情の無い言葉がそれを物語っていた。
文月「ダメ、だめだよ、そんなことしたら」
555:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/03(木) 01:56:26.27 ID:W0UgC3pJ0
・・・
海を駆ける卯月の前に敵の姿が迫る。
殺す。殺す。殺してやる。
556:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/03(木) 01:59:05.48 ID:W0UgC3pJ0
突撃する卯月がル級の射程距離に入る。その途端にル級から眩い光と砲弾が放たれた。
明確な殺意の塊が彼女に向かう。
557:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/03(木) 02:00:24.37 ID:W0UgC3pJ0
体内で膨れ上がった炎はその勢いのまま敵を弾け飛ばし、その体をただの肉片と化させた。
それに怯むことなく、残された駆逐級も砲撃を放つ。
558:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/03(木) 02:01:59.72 ID:W0UgC3pJ0
砲弾は敵の砲塔に直撃。装填中の弾が誘爆を引き起こし、砲塔もろとも周囲の表皮と肉を吹き飛ばした。
激痛に藻掻く敵。それを目撃した卯月に快感をもたらすほどの反共感を抱いた。
559:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/03(木) 02:04:14.86 ID:W0UgC3pJ0
完全な一対一。しかしル級の持つ戦闘力に、通常であれば卯月の勝利の分は全く無い。
それでも彼女は暴走する感情に突き動かされるまま、敵へとその身を投げた。
560:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/03(木) 02:06:18.58 ID:W0UgC3pJ0
痛みにル級は叫びを上げ、怯みを作り出す。これが好機と卯月は連続で砲撃を放った。
いくつもの砲弾が敵を襲う。……が、初撃により敵が防御態勢に入ってしまった事で、それらは厚い装甲で防がれてしまう。
561:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/03(木) 02:07:50.42 ID:W0UgC3pJ0
ル級が卯月の姿に慄く中、左手に持つ砲塔の内一基が炸裂した。卯月が砲口へと弾を撃ち込んだのだ。
砲台の爆発に連鎖的に連なる砲台も誘爆を引き起こし、左手諸共吹き飛ばす。
562:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/03(木) 02:08:49.39 ID:W0UgC3pJ0
卯月「な、なん……で?なんでっ?」
彼女に襲った症状は想像を絶していた。
563:名無しNIPPER[sage saga]
2016/03/03(木) 02:10:07.32 ID:W0UgC3pJ0
そんな中、敵の姿が一際眩い光に包まれる。
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