過去ログ - 博士「目覚めるのだ・・・わが子達よ・・・ゴホッゴボ」
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20:名無しNIPPER
2015/06/01(月) 22:57:08.41 ID:Bqbo4Ymx0
研究所の入り口に着くと、その薄暗さに驚いた

ヒート「はぇぇーこりゃあ、こんなところに研究所があるなんて思わなんだな」

洞窟の中に作られた研究所はその扉さえ残ってはいたが、扉から先は完全に埋もれていた
以下略



21:名無しNIPPER
2015/06/01(月) 23:04:08.31 ID:Bqbo4Ymx0
後ろからエラーの声が聞こえてきた
ヒートは振り返ることもなく、作業を続けながら返事をした
エラーはヒートの背中に語りかけた

エラー「人間の街って凄いんだよ!まずね、人間がいっぱいいるの!」
以下略



22:名無しNIPPER
2015/06/01(月) 23:13:13.92 ID:Bqbo4Ymx0
ヒートは胸の煙を鎮めるとツルハシを投げ捨て「俺も行く」と言わんばかりの勢いで
エラーに向き直った

ヒート「おい!エラー、街の場所はど、どこだ?どこだエラー!おい!エラー!!どこに居る?」

以下略



23:名無しNIPPER
2015/06/01(月) 23:21:53.02 ID:Bqbo4Ymx0
ヒート「よし!さっそく街へ行くとしよう!」

ヒートがその場でくるりと回り、洞窟を出ようとした時、エラーが言った

エラー「ねえ、ヒート、全然姿変わってないよー」
以下略



24:名無しNIPPER
2015/06/01(月) 23:29:19.35 ID:Bqbo4Ymx0
エラー「ヒートがそこまで落ち込むなんて、ねえねえ、悲しいのー?」

ヒート「うるさいよ、殴るぞ」

エラー「いいよ殴って!落ち込んでるヒートがそれでいつものヒートに戻るなら僕は殴られるよー!」
以下略



25:名無しNIPPER
2015/06/01(月) 23:39:51.51 ID:Bqbo4Ymx0
フリーズが帰らなくなって、3日目の朝

その日のヒートの苛立は最高潮に達していた
噴き上げる炎の火柱に、家の中ではなく、昨日の晩から洞窟で過ごしていた
気持ちをなだめようともしたが、どうにも収まらず、ヒートはずっと洞窟で
以下略



26:名無しNIPPER
2015/06/01(月) 23:48:04.32 ID:Bqbo4Ymx0
ヒート「誰だ!そこにいるのは!!」

人影を察知したヒートは叫び声を上げた
その声にエラーも声の先に顔を向けた
するとそこには、若い人間の女が立っていた
以下略



27:名無しNIPPER
2015/06/01(月) 23:57:21.71 ID:Bqbo4Ymx0
「キサマハニセモノダアアア・・・フリーズハドコダ!!!」

燃え盛る山と、吹き飛ばされた洞窟の入り口
その炎の中心に、オーバーヒートが呻きながら、がむしゃらに辺りを破壊し
胸部から炎を噴煙し続けている 紅蓮の中に飲み込まれたその姿は
以下略



28:名無しNIPPER
2015/06/02(火) 00:08:38.74 ID:qFZy77eL0
フリーズの呼びかけにエラーは目を覚ました
だが、損傷がひどく、うまく体を動かせないでいた

フリーズ「動ける?エラー?」

以下略



29:名無しNIPPER
2015/06/02(火) 00:19:12.26 ID:qFZy77eL0
まるで時間すら静止したような感じに襲われたオーバーヒートは
炎すらも止まるその世界を普通に歩くことができるフリーズを見て、徐々に冷静さを取り戻していく

オーバーヒート「フリーズ、フリーズ!何故だ!何故俺たちを裏切る!!」

以下略



30:名無しNIPPER[sage]
2015/06/02(火) 00:30:01.14 ID:i/YFzkOQO
なんだか泣けてくるな……


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