過去ログ - 京太郎「私は、瑞原はやりです☆」
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245: ◆Lw8TjwCkqM[saga]
2015/06/04(木) 01:24:42.11 ID:Ph4bqjJfo
京太郎「尻久米縄(しりくめなわ)って何ですか?」
はやり「神社でよく見るしめ縄のことだよ。結界を張って、「ここに入ったらダメですよ」ってことだね」
京太郎「しめ縄って、そんな意味があったんですね」
はやり「これにて、『古事記』における天照の活躍はほとんど終わり。次は、須佐之男の矢俣遠呂智(やまたのおろち)退治」
京太郎「ええー…仮にも天照って最高レベルの神様なんでしょう?、それが、これだけで終わりって寂しいような…」
はやり「そうだね。でも、この岩屋籠りの試練を経ることで、天照は最高神へと成ったとも言えるんだ」
京太郎「というと?」
はやり「これ以降、確かに天照はほとんど登場はしないけど、度々他の神に対して命令はしているんだよね」
京太郎「えーと……もうちょっと分かりやすく」
はやり「自分が動く代わりに、誰かに指図して物事を進めるようになったってこと。現代社会だってそうでしょ?」
京太郎「ああ、なるほど。上から命令をする立場になるくらい、偉くなったってことですね」
はやり「そう。戦う巫女としての天照はもういない。なぜなら、最高神の一柱になったのだから」
はやり「さて、矢俣遠呂智退治の前に、唐突に次にような話が挿入されます」
***
高天原を追われた須佐之男は、大気都比売(おおげつひめ)という神と出会いました
そこで、大気都比売は鼻や口や尻から、様々な美味なものを取り出し調理をし、差し出してきました
しかし、須佐之男は、その様子を覗き見ていたので、穢らわしいものを自分に出したのだと思いました
須佐之男は、大気都比売を殺してしまいました
すると、遺体の中から物が生じました
蚕、稲の種、粟(あわ)、小豆(あずき)、麦、大豆、です
天つ神が、須佐之男にこれを取らせて、それぞれ種としました
***
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