過去ログ - 京太郎「私は、瑞原はやりです☆」
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57: ◆Lw8TjwCkqM[saga]
2015/06/02(火) 00:34:21.80 ID:MVeHCSPq0
『お集まりいただきありがとうございます。では早速、第59回『瑞原はやり選手を遠くから見守る会』の会合を──』
京太郎「59回目って、結構な数ですね」
校長「年に3回から4回の頻度で開催しているからね、こんなもんだろう」
年に3、4回ということは、このファンクラブは一体いつから?、59÷3はと…………俺は考えるのを止めた
校長「さて、ここで少しは教育者らしい質問をしようか。59、この数字の意味が分かるかな?」
唐突だな
京太郎「えーと、素数…ですか?」
校長「その通りだ。君はなかなかセンスがある」
校長「素数とは孤独な数字だ。1と自分自身以外では割り切ることのできない自然数。そして、素数と素数は決して隣り合うことはない」
校長「もちろん、2と3を除けばだがね。素数とは、決して仲間と一緒になることのできない、孤独な数なのだ」
校長「そして、それゆえに素数とは本当に根本的で"素"な数なんだよ。そういう意味では人間にも似ている」
京太郎「はぁ」
校長「その中にあって、特別な素数の組が存在する。双子素数だ」
京太郎「双子素数、ですか…?」
校長「双子素数とはその差が2となる素数の組をいう。例えば3と5、11と13などだね。つまり最も数の近い素数の組だ」
京太郎「はい」
校長「ちなみに、59と61も双子素数になる」
京太郎「なるほど」
校長「素数と言う孤独な数字にも、双子が存在する。人間で言えば瓜二つの兄弟といったところか」
校長「だが、その双子であってさえも、所詮それは別の数字に過ぎない」
校長「どんなに他人に成りきろうとしても、どんなに同じように振る舞おうとも、結局その人はその人にしか成れないのだ」
京太郎「まあ」
校長「つまりだね」
京太郎「……」ゴクリ
校長「我らがはやりんはオンリーワンということだよ」
真面目に聞いて損したよ
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